毎年ある時期になると体調が悪くなり
その季節が嫌という方もあるかと思います。

養生として、できるだけ良いことをする方法と
できるだけ悪いことを控える方法の２パターンあります。

良いことをしなくても、悪いことを控えなくても
元気に過ごせるならば、そんなに養生について
しっかり行わなくても良いのかなと思っています。

その理由は、養生＝面倒だから。

これまで続けていた習慣を変えることは面倒なんです。


しかし、身体の不調があって、漢方相談に来て
不調の原因が特定できた場合で、
その原因が生活習慣の影響もある時は
養生を行う必要性は高まります。

その必要性も、軽度と重度で程ほどから厳格にまで
変わります。



例年この時期にめまいが出ていた７０代女性

昨年めまいが治らず4か月位経過して、漢方相談に
来られました。

話を伺って、この方の原因は、余分な水分が溜まって
起こっていると判断したので
お茶・コーヒー等の摂取制限と口にするものは火を通したものに
してもらう約束をして、漢方薬を飲んでもらいました。

すると、その日からめまいが楽になっていることを実感され
３日後には全くめまいが治まったという経緯があります。

今年も少し前にめまいの前兆が起きて、治療の漢方を
買いに来られました。

話を伺うと、コーヒーの回数と量が気になったので
しばらく減らしてもらうようにお伝えしました。

めまいの出たのは今の時期だから
3月～７月位までは減量・中止する方が無難ですね。

昨年より余分な水が溜まらない様にする漢方薬を
飲んでもらっていたので、めまいの出る時期は遅くなり
出ても軽かったのですが、季節の変化で
身体は弱ってしまった様です。


養生は、ずっとずっと守れなくても良いですが
不調が出やすいことが分かっていれば
少し前から養生は厳しめに行って
もしも出たら厳格にしばらくは守って下さい。

毎日元気が一番です！