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嗅覚障害が後鼻漏・副鼻腔炎で長引く背景|におい物質が届きにくい状態とは?

嗅覚障害が後鼻漏・副鼻腔炎で長引く背景|におい物質が届きにくい状態とは?

嗅覚障害が後鼻漏・副鼻腔炎で長引く背景|におい物質が届きにくい状態とは?
「においが分からない状態が続いている」
「後鼻漏(こうびろう)がのどへ流れて気持ち悪い」
このようなお悩みで相談に来られる方は多くいらっしゃいます。

実際の漢方相談でも、
・薬を続けている
・一時的には良くなるが戻る
・鼻の奥が重い
・嗅覚障害がなかなか改善しない
という方をよく見かけます。

結論から言うと、
後鼻漏や嗅覚障害が長引いている背景には、
「粘膜の炎症や腫れが抜けない状態」が関係していることがあります。

そして実際の漢方相談では、
粘膜の炎症や腫れによって、
「におい物質が嗅細胞まで届きにくくなっている」方をよく見かけます。

今回はその理由について整理してみたいと思います。


■ においがしないのは「におい物質が届きにくい状態」だからです
嗅覚は、鼻の奥にある嗅細胞という感覚細胞に、
におい物質が届くことで感じられます。

そのため嗅覚障害には様々な原因がありますが、
後鼻漏・副鼻腔炎の漢方相談で多く見られるのは、
「におい物質が届きにくい状態」
になっていることです。

 
実際には、
・粘膜が腫れている
・鼻の奥がうっ血している
・炎症が続いている
・粘り気の強い鼻水が停滞している
といった状態によって、

においの通り道が狭くなり、
におい物質が嗅細胞まで届きにくくなっています。

その結果、
・後鼻漏が続く
・香りを感じにくい
・においが分からない
という状態が重なっていることもあります。

実際のご相談では、
「朝は分からないけど昼は少し分かる」
「体調が良い日は少し戻る」
「気づくと香りを感じる時間が増えてきた」
という方もいらっしゃいます。

こうした変化を見ていると、
嗅覚そのものに問題があるというより、
におい物質が嗅細胞まで届きにくくなっていることが影響している
と感じることがあります。

私は、
「嗅覚障害」という症状だけを見るのではなく、
なぜにおいが届きにくい状態になっているのかを整理することが大切だと考えています。

だからこそ、
なぜ粘膜の炎症や腫れが続いているのか、
なぜにおい物質が届きにくい状態になっているのかを整理し、
その状態そのものを整えることを大切にしています。


■ なぜ粘膜の炎症や腫れが抜けないのか
後鼻漏や嗅覚障害が長引いている方では、
単純に鼻の炎症だけが問題になっているわけではありません。

実際の漢方相談では、
・炎症が続いている
・うっ血によって腫れが抜けにくくなっている
・生活習慣が負担になっている
といった状態が重なっていることもよくあります。

例えば、
炎症が続けば粘膜は腫れやすくなります。

さらに血流が悪くなり、うっ血した状態になると、
粘膜の腫れも抜けにくくなります。

鼻の奥はもともと血流が豊富な場所です。

そのため炎症が続いたり、うっ血が起きたりすると、
粘膜は厚く腫れやすくなります。

すると、
粘膜の腫れが続く
 ↓
におい物質が嗅細胞へ届きにくくなる
 ↓
嗅覚障害が続く
という流れになってしまうことがあります。

また、
甘い物や乳製品の摂り過ぎ、
睡眠不足、
疲労の蓄積、
不規則な生活なども、
粘膜の状態に影響することがあります。

実際のご相談でも、
「忙しい時ほど悪化する」
「疲れると調子が落ちる」
「寝不足の翌日は後鼻漏が増える」
こうした傾向は実際の相談でもよく見られます。

そのため私は、
嗅覚障害だけを見るのではなく、
炎症・うっ血・生活習慣という視点から、
なぜ粘膜の腫れが続いているのかを整理することが大切だと考えています。

あわせて読みたい
後鼻漏では「粘液の量」だけでなく、「流れ」も重要です。
なぜ鼻水が停滞するのかについては、こちらで詳しく解説しています。
後鼻漏の漢方的な治し方|粘液の「量と流れ」を整える視点


■ 生活習慣が影響していることもあります
もう一つ大切なのが、
日々の生活との関係です。

例えば、
・甘い物が多い
・乳製品をよく摂る
・油っこい食事が多い
・食後に眠くなる

こうした状態が続くことで、
粘膜の腫れや炎症を長引かせていることもあります。

実際の現場では、
「何をしているか」より、
「何を日々入れているか」
によって結果が変わることもあります。

薬だけで何とかしようとしても、
土台が変わらなければ、
また元の状態へ戻ってしまいます。

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■ 粘膜の腫れが改善できる身体に整うと変化が起こりやすくなる
和ひのき薬局の漢方相談では、
もちろん、
嗅覚障害や後鼻漏が改善することを目指しています。

ただ私は、
症状だけを追いかけるのではなく、
根本改善につながる
「粘膜の腫れが改善できる状態へ整える」ことを大切にしています。

実際のご相談でも、
粘膜の炎症や腫れが落ち着いてくるにつれて、
・後鼻漏が減る
・頭がスッキリする
・疲れにくくなる
・食事の香りを感じるようになる
・気づいたら嗅覚が戻っている
といった変化が見られることがあります。

私はこれまで、
後鼻漏の改善とともに、
嗅覚障害が変化していくケースを複数見てきました。

そして、その方々に共通しているのは、
「嗅覚だけが良くなった」
のではなく、
身体全体の状態が整う中で変化していることです。

症状だけを追いかけるのではなく、
身体全体の状態を整えることで、
結果として嗅覚障害も変わっていく。

これが和ひのき薬局の漢方相談で大切にしている視点です。


■ 漢方では「においが戻る状態」へ身体を整えていきます
漢方では、
嗅覚障害だけを切り離して見るのではなく、
におい物質が届きやすい粘膜の状態へ
整えていくことを大切にします。

実際の漢方相談では、
・炎症が続いている
・うっ血によって腫れが抜けにくい
・粘液が停滞している
・生活習慣が負担になっている
など、人によって背景は様々です。

だからこそ、
同じ後鼻漏や嗅覚障害でも、
病名だけで判断するのではなく、
「今どの状態が強く出ているのか」
を整理しながら対応していくことが大切だと考えています。


■まとめ
後鼻漏や嗅覚障害が長引いている背景には、
粘膜の炎症や腫れが抜けない状態
が関係していることがあります。

そして実際には、
粘膜の炎症や腫れによって、
におい物質が嗅細胞まで届きにくくなっていることがあります。

だからこそ、
嗅覚障害だけを見るのではなく、
なぜ粘膜の炎症や腫れが続いているのか。

なぜにおい物質が届きにくい状態になっているのか。

その背景を整理し、
粘膜の腫れが改善できる身体へ整えていくことが大切だと考えています。

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