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半夏白朮天麻湯が合いやすい副鼻腔炎・後鼻漏|頭重感・胃腸虚弱・水滞タイプ

半夏白朮天麻湯が合いやすい副鼻腔炎・後鼻漏|頭重感・胃腸虚弱・水滞タイプ

半夏白朮天麻湯が合いやすい副鼻腔炎・後鼻漏|頭重感・胃腸虚弱・水滞タイプ
「副鼻腔炎を繰り返している」
「鼻水がのどへ流れて気持ち悪い」
「頭が重い」
「雨の日や気圧で悪化しやすい」
そんな後鼻漏(こうびろう)で悩んでいませんか?

副鼻腔炎による後鼻漏の中でも、
・頭重感がある
・胃腸が弱い
・食後に眠くなる
・痰が多い
・身体が重だるい
・気圧で悪化しやすい

といった、
「胃腸の弱り」と「水分の停滞」を伴うタイプでは、
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)が合いやすいことがあります。

実際の漢方相談でも、このような状態の方をよく見かけます。

今回は、半夏白朮天麻湯が合いやすい副鼻腔炎・後鼻漏について、
漢方的な視点から整理していきます。


■ 半夏白朮天麻湯が合いやすい副鼻腔炎・後鼻漏の特徴
半夏白朮天麻湯が合いやすいケースでは、
・頭が重い
・気圧で悪化しやすい
・朝がつらい
・痰が多い
・鼻水がスッキリ切れない
・身体が重だるい
・疲れると悪化する
などの特徴が見られることがあります。

さらに

・胃腸が弱い
・食後に眠くなる
・食後にだるくなる
・胃がもたれる
・甘い物や冷たい物で悪化しやすい
など、胃腸の弱りを伴うケースは合いやすいです。

実際の相談でも、
「鼻だけの問題」
というより、

「胃腸が弱り、水分や痰をうまく処理できなくなっている」
ような状態が背景にあるケースがあります。

特に、
・後鼻漏が長引く
・朝になると痰が増える
・頭が重くスッキリしない
・気圧で悪化しやすい
という方では、

身体の中で余分な水や痰が停滞している状態
が関係していることもあります。


■ 半夏白朮天麻湯は「胃腸の弱り」と「停滞した水」を整える
半夏白朮天麻湯は、
『脾胃論(ひいろん)』を出典とする漢方です。

中医学では、
胃腸(脾胃)が弱ると、
水分をうまく運んだり処理できなくなり、

「余分な水(痰湿・痰濁)」
が身体へ停滞しやすくなると考えます。

実際の副鼻腔炎や後鼻漏でも、
・頭が重い
・痰が多い
・鼻水が続く
・気圧で悪化する
・朝に重だるい
など、

「水の停滞」
が背景にあるようなケースがあります。

半夏白朮天麻湯は、
・人参
・白朮
・茯苓
・甘草
などによって胃腸を整えながら、

・半夏
・陳皮
・天麻
などによって、
上半身へ停滞した痰や水分を
動かしていく方向で考えられる処方です。

半夏白朮天麻湯は、
「胃腸が弱り、処理しきれなくなった余分な水が鼻へ排泄されている」
ような副鼻腔炎・後鼻漏で使われることがあります。

特に、頭重感や胃腸虚弱を伴う「水滞タイプ」の
副鼻腔炎・後鼻漏で考えることがある漢方です。


■ 炎症だけを追いかけてもスッキリしないケースがある
副鼻腔炎による後鼻漏では、
・黄色い鼻汁
・ネバネバ感
・ヒリヒリ感
・熱っぽさ
・炎症感
など、「熱」を伴うケースも少なくありません。

そのため実際の漢方相談では、
半夏白朮天麻湯だけで考えるというより、
炎症が強い場合は、
清熱薬を合わせながら調整していくこともあります。

ただ一方で、
炎症だけを追いかけ続けても、
・頭重感
・胃腸の弱り
・身体の重だるさ
・水分停滞
・疲労感
などが改善しないと、

「なかなかスッキリしない」
ケースもあります。

実際の相談でも、
「炎症は落ち着いたと言われたのに不快感が残る」
という方は少なくありません。

そのため、
・炎症
・胃腸
・水分代謝
・疲労
・巡り
などを含めて、
全体を整理することが大切になります。


■ 「脾虚タイプ」では食べ方も重要
半夏白朮天麻湯が合いやすいタイプでは、
「脾虚(ひきょ)」
と呼ばれる胃腸の弱りを伴うケースも少なくありません。

そのため、
食養生も非常に重要になります。

実際の相談でも、
・空腹感がないのに時間で食べている
・食後に眠くなる
・食後にだるくなる
・胃がもたれる
・食後に後鼻漏が増える
という方は少なくありません。

脾虚タイプでは、
・しっかり空腹感を感じる
・腹八分目を意識する
・食後に眠くならない量にする
・食後にだるくならない量にする
・胃を休ませる時間を作る
ことも大切になります。

和ひのき薬局でも、
「何を食べるか」
だけではなく、

「今の胃腸が処理できる量か?」
を重視しながら整理することがあります。

特に、
「身体に良いと思って続けていたことが、今の胃腸には負担になっていた」
というケースも少なくありません。


■ 「副鼻腔炎」という病名だけではなく「今の状態」を見ることが大切
後鼻漏や副鼻腔炎では、
・炎症が強いタイプ
・乾燥が強いタイプ
・張り付き感が強いタイプ
・水の停滞が強いタイプ
など、状態がかなり異なります。

今回ご紹介した半夏白朮天麻湯は、
・頭重感がある
・胃腸が弱い
・食後に眠くなる
・痰が多い
・気圧で悪化す
など、

「脾虚痰濁(ひきょたんだく)」と呼ばれる、
水の停滞を伴うタイプで考えることがあります。

実際の漢方相談でも、
「炎症だけ」
ではなく、

「胃腸が弱り、巡りや処理力が落ちている」
ことが背景にあるケースは少なくありません。

和ひのき薬局では、
病名だけで判断するのではなく、

・後鼻漏の質
・頭重感の有無
・胃腸の状態
・疲労
・食後の変化
・気圧との関係
なども含めて、現在の状態を整理しながら漢方相談を行っています。

長引く後鼻漏では、
「今の身体が何を処理しきれなくなっているのか?」
を見直すことも大切かもしれません。


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