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bスポット治療を続けても症状が残る慢性上咽頭炎・後鼻漏|漢方相談で体全体を見る理由
「bスポット治療をすると、その時は楽になる」
「でも数日〜数週間すると、また戻ってしまう……」
慢性上咽頭炎や後鼻漏(こうびろう)の漢方相談では、
このようなお話を伺うことがあります。
もちろん、bスポット治療によって改善される方もいます。
実際、bスポット治療で順調に改善している方は、
私のところへ漢方相談に来る必要はありません。
私がこれまで漢方相談でお会いしてきたのは、
・治療を続けても症状が残っている
・その時は楽になるけれど、また戻ってしまう
・ある程度までは改善したけれど、そこからもう一歩変わらない
・後鼻漏やのどの違和感、エヘンエヘンしたくなる感じが残っている
といった方々です。
私はそうした方のお話を伺いながら、
「なぜ上咽頭へ処置を続けても、この方は繰り返してしまうのだろう?」
と考えてきました。
そこで少しずつ見えてきたのが、上咽頭だけではなく、
その上咽頭を回復させていく身体全体の状態を見ることの大切さです。
私が特に確認しているのは、
① 身体に回復する力があるか
② 回復する以上に、日々の負荷がかかっていないか
③ 鼻から上咽頭への刺激が続いていないか
という3つの視点です。
■上咽頭への処置と、身体が回復していくことは同じではない
bスポット治療では、上咽頭という部分に直接処置をします。
一方で、その後に炎症を落ち着かせ、
傷ついた粘膜を修復していくためには、
身体そのものが回復していくことも必要です。
私は漢方相談を続ける中で、
この「部分」と「全体」の違いを考えるようになりました。
そのきっかけの一つが、相談に来られた方々のその後の変化です。
漢方を始め、食事や生活も含めて身体の状態を整えていく中で、
それまで十分な効果を感じていなかったbスポット治療について、
「今回は前より楽でした」
「以前より効いている感じがします」
と話される方がいました。
すべての方に同じ変化が起こるわけではありません。
また、漢方を始めたことによって
bスポット治療が効くようになった、
と単純に言い切れるものでもありません。
ただ、こうした方々を実際に見てきたことで、
私は、上咽頭という部分へ処置をすることと、
その部分を回復させていく身体の状態を整えることは、
同じではない
と考えるようになりました。
だから私は、bスポット治療を続けても改善しない方の相談では、
「bスポットが効くか、効かないか」
だけではなく、その方の身体全体を見るようにしています。
① 身体に回復する力があるか
私がまず確認するのが、体力・回復力です。
相談に来られる方のお話を伺っていると、
・疲れが抜けにくい
・睡眠が十分に取れていない
・風邪などをきっかけに調子を崩したまま戻らない
・忙しく、休む時間が少ない
・体調を崩すとなかなか回復しない
といった状態が重なっていることがあります。
上咽頭へ処置をしても、その後に回復していくのは自分の身体です。
そのため私は、上咽頭の炎症だけではなく、
「今、この方の身体には回復していく余力があるだろうか?」
と考えます。
そして、ここで特に大切にしているのが胃腸の状態です。
漢方では、胃腸は食べたものから気血(きけつ)をつくり、
身体を養うための大切な場所と考えます。
食欲がない。
食べると胃がもたれる。
下痢や軟便が続く。
食事量が少ない。
食べてはいるけれど、疲れやすい。
こうした状態があれば、上咽頭だけを見るのではなく、
まず身体全体を養い、
回復していく土台を整える必要があるのではないかと考えます。
慢性上咽頭炎が長引く背景には、炎症だけでなく、
粘膜の潤いや回復力が関係していることがあります。
「なぜ治療を続けても戻ってしまうのか」を粘膜の状態から詳しく知りたい方は、
こちらの記事にまとめています。
→慢性上咽頭炎が治らない理由|粘膜が回復できない3つの要因
② 回復する以上に、日々の負荷がかかっていないか
もう一つ確認するのが、毎日の生活です。
身体には回復しようとする力があっても、
それ以上の負荷が毎日積み重なっていれば、
なかなか回復が追いつきません。
たとえば、
・甘い物が多い
・食べ過ぎることが多い
・お酒をよく飲む
・冷たい物をよく口にする
・睡眠時間が短い
・疲れていても休まず動き続ける
などです。
ただし私は、「これが悪いから全部やめましょう」
と一律に考えているわけではありません。
大切にしているのは、その人の身体が実際にどう反応しているかです。
食後に後鼻漏が増える。
甘い物を食べた翌日はのどが気になる。
寝不足が続くと悪化する。
疲れがたまると、またのどの違和感が出てくる。
こうした変化があれば、それは身体からのヒントになります。
回復力を高めることと同時に、
回復を邪魔している負荷を減らしていくことも大切だと考えています。
慢性上咽頭炎や後鼻漏では、
「何を食べるか」だけでなく、
食べる量や時間、間食、胃腸の状態なども
身体への負担を考える手がかりになります。
食事と症状の関係や、
身体を整えるための食べ方については
こちらの記事にまとめています。
→慢性上咽頭炎・後鼻漏と食事|食べ物の注意点と整え方
③ 鼻から上咽頭への刺激が続いていないか
慢性上咽頭炎の相談でもう一つ忘れてはいけないのが、鼻の状態です。
上咽頭は鼻の奥にあります。
そのため、
・慢性鼻炎がある
・副鼻腔炎を繰り返している
・鼻水が多い
・粘りのある鼻水が続いている
・後鼻漏がある
といった場合には、鼻から上咽頭への刺激が続いていないかも確認します。
上咽頭だけに処置をしていても、
その上を通る鼻水や粘液の状態が変わっていなければ、
負担が続いている可能性も考えます。
特に、
「朝になると痰が絡む」
「鼻水がのどへ落ちてくる」
「黄色や緑色の粘りのある鼻水が続く」
という方では、
上咽頭だけではなく鼻側からも状態を整理していきます。
鼻炎や副鼻腔炎があり、
鼻水の量や粘り、
後鼻漏が続いている方は、
上咽頭だけでなく「鼻側」の状態を見ることも大切です。
鼻タイプの後鼻漏が長引く背景については、
こちらの記事にまとめています。
→副鼻腔炎・鼻炎など「鼻タイプ」の後鼻漏が長引く背景
■自分の症状が「いつ変わるのか」を見てみる
bスポット治療を続けても症状が残っている方には、
一度、自分の身体を観察してみてほしいと思います。
・bスポット治療を受けた直後は楽になるのか
・楽になった状態は何日くらい続くのか
・疲れた日は悪化するのか
・寝不足の翌日はどうか
・食後に症状が増えることはないか
・甘い物やお酒の後はどうか
・鼻水や後鼻漏は残っていないか
・胃腸の調子はどうか
「効いた」「効かなかった」だけでは分からなかったことも、
こうして身体の変化を見ていくと、
少しずつ見えてくることがあります。
これは私が漢方相談でも大切にしていることです。
症状だけを見るのではなく、
「どんなときに良くなり、どんなときに悪くなるのか」
を一緒に整理していきます。
■漢方で大切にしているのは、体力・回復力を整えること
私は、bスポット治療と漢方を
「どちらが良いか」で考えていません。
上咽頭へ直接処置することと、
その上咽頭を回復させていく身体全体の状態を整えることでは、
担っている部分が違うと考えているからです。
漢方相談で私が大切にしているのは、
その人が本来持っている体力・回復力を
十分に発揮できる状態へ整えていくことです。
治すのは、自分の身体です。
漢方も養生も、
その身体が回復していくための手助けだ
と私は考えています。
■bスポット治療を続けても改善しないときに考えてほしいこと
bスポット治療を続けても慢性上咽頭炎や後鼻漏が改善しない。
一度は良くなるけれど、また戻ってしまう。
そんなとき私は、上咽頭だけではなく、
その上咽頭を回復させていく身体全体の状態を見ることが大切だ
と考えています。
上咽頭へ処置をすることと、
その上咽頭を回復させていく身体の状態を整えることは、
同じではありません。
だから「自分にはbスポットが効かない」とだけ考えるのではなく、
「なぜ自分の身体では、炎症や症状が繰り返しているのだろう?」
と身体全体へ視野を広げてみてください。
そこに、次に何を整えていけばよいのかを考えるヒントがあると、
私はこれまでの漢方相談を通して感じています。
実際に、bスポット治療を受けると一時的には楽になるものの、
また症状が戻っていた60代女性の漢方症例があります。
この方は、胃腸の弱りや冷え、口の乾燥、水分の摂り方なども含めて
身体全体を整えていく中で、
後鼻漏や喉の違和感がほとんど気にならなくなり、
bスポット治療の頻度も自然に減っていきました。
今回お伝えした「上咽頭だけでなく身体全体を見る」という考え方を、
実際の経過から知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
→慢性上咽頭炎が漢方で改善した症例|bスポットで楽になっても戻っていた60代女性
「でも数日〜数週間すると、また戻ってしまう……」
慢性上咽頭炎や後鼻漏(こうびろう)の漢方相談では、
このようなお話を伺うことがあります。
もちろん、bスポット治療によって改善される方もいます。
実際、bスポット治療で順調に改善している方は、
私のところへ漢方相談に来る必要はありません。
私がこれまで漢方相談でお会いしてきたのは、
・治療を続けても症状が残っている
・その時は楽になるけれど、また戻ってしまう
・ある程度までは改善したけれど、そこからもう一歩変わらない
・後鼻漏やのどの違和感、エヘンエヘンしたくなる感じが残っている
といった方々です。
私はそうした方のお話を伺いながら、
「なぜ上咽頭へ処置を続けても、この方は繰り返してしまうのだろう?」
と考えてきました。
そこで少しずつ見えてきたのが、上咽頭だけではなく、
その上咽頭を回復させていく身体全体の状態を見ることの大切さです。
私が特に確認しているのは、
① 身体に回復する力があるか
② 回復する以上に、日々の負荷がかかっていないか
③ 鼻から上咽頭への刺激が続いていないか
という3つの視点です。
■上咽頭への処置と、身体が回復していくことは同じではない
bスポット治療では、上咽頭という部分に直接処置をします。
一方で、その後に炎症を落ち着かせ、
傷ついた粘膜を修復していくためには、
身体そのものが回復していくことも必要です。
私は漢方相談を続ける中で、
この「部分」と「全体」の違いを考えるようになりました。
そのきっかけの一つが、相談に来られた方々のその後の変化です。
漢方を始め、食事や生活も含めて身体の状態を整えていく中で、
それまで十分な効果を感じていなかったbスポット治療について、
「今回は前より楽でした」
「以前より効いている感じがします」
と話される方がいました。
すべての方に同じ変化が起こるわけではありません。
また、漢方を始めたことによって
bスポット治療が効くようになった、
と単純に言い切れるものでもありません。
ただ、こうした方々を実際に見てきたことで、
私は、上咽頭という部分へ処置をすることと、
その部分を回復させていく身体の状態を整えることは、
同じではない
と考えるようになりました。
だから私は、bスポット治療を続けても改善しない方の相談では、
「bスポットが効くか、効かないか」
だけではなく、その方の身体全体を見るようにしています。
① 身体に回復する力があるか
私がまず確認するのが、体力・回復力です。
相談に来られる方のお話を伺っていると、
・疲れが抜けにくい
・睡眠が十分に取れていない
・風邪などをきっかけに調子を崩したまま戻らない
・忙しく、休む時間が少ない
・体調を崩すとなかなか回復しない
といった状態が重なっていることがあります。
上咽頭へ処置をしても、その後に回復していくのは自分の身体です。
そのため私は、上咽頭の炎症だけではなく、
「今、この方の身体には回復していく余力があるだろうか?」
と考えます。
そして、ここで特に大切にしているのが胃腸の状態です。
漢方では、胃腸は食べたものから気血(きけつ)をつくり、
身体を養うための大切な場所と考えます。
食欲がない。
食べると胃がもたれる。
下痢や軟便が続く。
食事量が少ない。
食べてはいるけれど、疲れやすい。
こうした状態があれば、上咽頭だけを見るのではなく、
まず身体全体を養い、
回復していく土台を整える必要があるのではないかと考えます。
慢性上咽頭炎が長引く背景には、炎症だけでなく、
粘膜の潤いや回復力が関係していることがあります。
「なぜ治療を続けても戻ってしまうのか」を粘膜の状態から詳しく知りたい方は、
こちらの記事にまとめています。
→慢性上咽頭炎が治らない理由|粘膜が回復できない3つの要因
② 回復する以上に、日々の負荷がかかっていないか
もう一つ確認するのが、毎日の生活です。
身体には回復しようとする力があっても、
それ以上の負荷が毎日積み重なっていれば、
なかなか回復が追いつきません。
たとえば、
・甘い物が多い
・食べ過ぎることが多い
・お酒をよく飲む
・冷たい物をよく口にする
・睡眠時間が短い
・疲れていても休まず動き続ける
などです。
ただし私は、「これが悪いから全部やめましょう」
と一律に考えているわけではありません。
大切にしているのは、その人の身体が実際にどう反応しているかです。
食後に後鼻漏が増える。
甘い物を食べた翌日はのどが気になる。
寝不足が続くと悪化する。
疲れがたまると、またのどの違和感が出てくる。
こうした変化があれば、それは身体からのヒントになります。
回復力を高めることと同時に、
回復を邪魔している負荷を減らしていくことも大切だと考えています。
慢性上咽頭炎や後鼻漏では、
「何を食べるか」だけでなく、
食べる量や時間、間食、胃腸の状態なども
身体への負担を考える手がかりになります。
食事と症状の関係や、
身体を整えるための食べ方については
こちらの記事にまとめています。
→慢性上咽頭炎・後鼻漏と食事|食べ物の注意点と整え方
③ 鼻から上咽頭への刺激が続いていないか
慢性上咽頭炎の相談でもう一つ忘れてはいけないのが、鼻の状態です。
上咽頭は鼻の奥にあります。
そのため、
・慢性鼻炎がある
・副鼻腔炎を繰り返している
・鼻水が多い
・粘りのある鼻水が続いている
・後鼻漏がある
といった場合には、鼻から上咽頭への刺激が続いていないかも確認します。
上咽頭だけに処置をしていても、
その上を通る鼻水や粘液の状態が変わっていなければ、
負担が続いている可能性も考えます。
特に、
「朝になると痰が絡む」
「鼻水がのどへ落ちてくる」
「黄色や緑色の粘りのある鼻水が続く」
という方では、
上咽頭だけではなく鼻側からも状態を整理していきます。
鼻炎や副鼻腔炎があり、
鼻水の量や粘り、
後鼻漏が続いている方は、
上咽頭だけでなく「鼻側」の状態を見ることも大切です。
鼻タイプの後鼻漏が長引く背景については、
こちらの記事にまとめています。
→副鼻腔炎・鼻炎など「鼻タイプ」の後鼻漏が長引く背景
■自分の症状が「いつ変わるのか」を見てみる
bスポット治療を続けても症状が残っている方には、
一度、自分の身体を観察してみてほしいと思います。
・bスポット治療を受けた直後は楽になるのか
・楽になった状態は何日くらい続くのか
・疲れた日は悪化するのか
・寝不足の翌日はどうか
・食後に症状が増えることはないか
・甘い物やお酒の後はどうか
・鼻水や後鼻漏は残っていないか
・胃腸の調子はどうか
「効いた」「効かなかった」だけでは分からなかったことも、
こうして身体の変化を見ていくと、
少しずつ見えてくることがあります。
これは私が漢方相談でも大切にしていることです。
症状だけを見るのではなく、
「どんなときに良くなり、どんなときに悪くなるのか」
を一緒に整理していきます。
■漢方で大切にしているのは、体力・回復力を整えること
私は、bスポット治療と漢方を
「どちらが良いか」で考えていません。
上咽頭へ直接処置することと、
その上咽頭を回復させていく身体全体の状態を整えることでは、
担っている部分が違うと考えているからです。
漢方相談で私が大切にしているのは、
その人が本来持っている体力・回復力を
十分に発揮できる状態へ整えていくことです。
治すのは、自分の身体です。
漢方も養生も、
その身体が回復していくための手助けだ
と私は考えています。
■bスポット治療を続けても改善しないときに考えてほしいこと
bスポット治療を続けても慢性上咽頭炎や後鼻漏が改善しない。
一度は良くなるけれど、また戻ってしまう。
そんなとき私は、上咽頭だけではなく、
その上咽頭を回復させていく身体全体の状態を見ることが大切だ
と考えています。
上咽頭へ処置をすることと、
その上咽頭を回復させていく身体の状態を整えることは、
同じではありません。
だから「自分にはbスポットが効かない」とだけ考えるのではなく、
「なぜ自分の身体では、炎症や症状が繰り返しているのだろう?」
と身体全体へ視野を広げてみてください。
そこに、次に何を整えていけばよいのかを考えるヒントがあると、
私はこれまでの漢方相談を通して感じています。
実際に、bスポット治療を受けると一時的には楽になるものの、
また症状が戻っていた60代女性の漢方症例があります。
この方は、胃腸の弱りや冷え、口の乾燥、水分の摂り方なども含めて
身体全体を整えていく中で、
後鼻漏や喉の違和感がほとんど気にならなくなり、
bスポット治療の頻度も自然に減っていきました。
今回お伝えした「上咽頭だけでなく身体全体を見る」という考え方を、
実際の経過から知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
→慢性上咽頭炎が漢方で改善した症例|bスポットで楽になっても戻っていた60代女性




