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喉の違和感・咳払いが続く後鼻漏|口の乾燥でアメをよくなめていた60代女性の改善例
「喉に違和感があって、何度も咳払いをしてしまう」
「口が乾燥するので、アメをよくなめている」
今回ご紹介するのは、
副鼻腔炎による後鼻漏(こうびろう)で
ご相談いただいた60代女性です。
後鼻漏だけでなく、
・喉の違和感がある
・何度も咳払いをする
・口の中が乾燥する
・口が気になってアメをよくなめる
といった状態が続いていました。
喉や口が気になる時に、
アメをなめると一時的に楽になることがあります。
ただ、
何度もアメをなめたくなるほど
違和感が続いているなら、
「何をなめれば楽になるか」
だけではなく、
「なぜ喉や口の違和感が続いているのか?」
という視点で身体を見ていくことも大切です。
■後鼻漏による喉の違和感・咳払いがあり、口の乾燥でアメをよくなめていた
60代女性。
もともとは副鼻腔炎による後鼻漏でご相談に来られました。
お話を伺っていくと、鼻の症状だけではありませんでした。
喉に違和感があり、何度も咳払いをする。
さらに口の中も乾燥するため、アメをよくなめていました。
口の症状については歯科なども受診されていましたが、
はっきりとした原因は分からず、なかなか改善しない状態でした。
そこで、後鼻漏だけを見るのではなく、
食事や胃腸の状態なども含めて身体全体を確認していきました。
■口は乾燥しているのに、舌には白く厚い苔があった
口が乾燥していると聞くと、
「身体の水分が足りないのでは?」
と考えるかもしれません。
ところが、
この方の舌を確認すると、
白く厚い苔がびっしりとついていました。
口は乾燥している。
一方で、舌には厚い苔がある。
単純に「水分が足りないから乾燥している」
と考えるだけでは、説明しにくい状態でした。
中医学では、
身体に必要な潤いが不足していることと、
不要な水分がうまく処理できずに停滞していることは、
同時に起こることがあります。
そのため、乾燥しているからといって、
単純に水分を増やせばよいとは限りません。
この方の場合も、口の乾燥だけを見るのではなく、
水分をどのように取り込み、巡らせ、
不要なものを外へ出せているのか
まで考える必要があると捉えました。
■喉や口が気になるため、アメをよくなめていた
喉に違和感があったり、口が乾燥したりすると、
アメをなめて楽にしようとする方は少なくありません。
この方も同じでした。
ここで大切なのは、
「アメをなめるのはよくないから、やめましょう」
と考えることではありません。
なぜ、アメを何度もなめたくなるのか。
その背景にある喉や口の状態を見ることです。
アメをなめれば、一時的には口や喉が潤ったように感じます。
しかし、
喉の違和感や口の乾燥そのものが続いていれば、
またアメをなめたくなります。
だからこそ、
この方にはアメだけを問題にするのではなく、
後鼻漏や喉の状態、胃腸、食事などを一緒に見直していきました。
■胃腸の弱りと水分の巡りから身体全体を考えた
さらに食生活について伺うと、気になることがありました。
空腹感があまりないのに、
時間が来たから食事をしている状態でした。
また、お腹が空いていない時でも、
菓子パンやジュースで済ませることがありました。
中医学では、胃腸は食べ物や水分を取り込み、
身体に必要なものへ変えていく大切な働きを担っている
と考えます。
胃腸が弱っていると、
必要な潤いを十分につくれない一方で、
不要な水分が身体に残りやすくなることがあります。
この方の、
・後鼻漏
・喉の違和感
・咳払い
・口の乾燥
・厚い舌苔
といった状態を一つずつ別々に考えるのではなく、
胃腸の状態や水分の巡りも含めて
身体全体を見ることにしました。
副鼻腔炎や鼻炎など「鼻タイプ」の後鼻漏では、
鼻だけを見るのではなく、
胃腸の状態や身体が余分な水分を処理する力まで含めて
考えることがあります。
なぜ鼻の症状なのに
胃腸や身体の処理力まで見るのかについては、
こちらの記事で詳しくまとめています。
→副鼻腔炎・鼻炎など「鼻タイプ」の後鼻漏が長引く背景
■漢方と食事の見直しで身体の土台を整える
この方には、
血流を整えることと胃腸を強くすることを中心に、
身体の状態に合わせて漢方を継続していただきました。
同時に、食事の見直しも行いました。
空腹感がないのに食べ続けていたため、
まずは食事のリズムを見直し、
1日2食にして朝食を一度抜くなど、
胃腸を休ませる時間もつくりました。
もちろん、
すべての方が朝食を抜けばよい
ということではありません。
その方の体調や生活、服用している薬などによっても
食事の取り方は変わります。
実際の漢方相談でも、
「これをやめましょう」
「これを食べてはいけません」
と一方的に決めるのではなく、
・今の身体なら何を優先するか
・どこなら無理なく変えられるか
を一緒に確認しながら、
一つずつ調整しています。
今回の方では、
空腹感がないまま食べていたことや、
菓子パンやジュースを摂っていたことなど、
食べ方そのものも身体を考える手がかりになりました。
後鼻漏や慢性上咽頭炎では、
食べ物だけを変えればよいわけではありませんが、
胃腸の状態や食べ方が身体を整えるうえで
大切になることがあります。
食事についての考え方は、こちらの記事にまとめています。
→慢性上咽頭炎・後鼻漏と食事|食べ物の注意点と整え方
■身体が変わると、アメをなめなくてもよくなった
漢方と食事の見直しを続けていく中で、
少しずつ身体にも変化が見られるようになりました。
便通が整い、食後の眠気も軽くなっていきました。
そして印象的だったのが、アメです。
以前は口の乾燥や違和感が気になり、
よくアメをなめていました。
それが身体の状態が整ってくると、
自然とアメをなめなくても気にならなくなっていきました。
「アメをやめなければ」
と我慢してやめたわけではありません。
喉や口が気にならなくなってきたことで、
アメそのものが必要なくなっていったのです。
これは、この方の身体全体の状態が
変わってきたことを感じる一つの変化でした。
■後鼻漏や喉の違和感が続く時は、症状以外にも目を向ける
後鼻漏があると、
「鼻水をどう減らすか」
「喉に流れないようにするにはどうするか」
というところに目が向きやすくなります。
もちろん、鼻や喉の状態を見ることは大切です。
ただ、今回のように詳しくお話を伺っていくと、
喉の違和感や咳払いだけでなく、
口の乾燥、食欲、食事の取り方、便通など、
一見すると鼻とは関係なさそうなところにも
手がかりが見つかることがあります。
今回は一人の方の症例ですが、
後鼻漏が長引く背景は人によって異なります。
後鼻漏がなかなか治らない時に、
どのような視点で身体を見ているのかについては、
こちらの記事で詳しくまとめています。
→後鼻漏が治らない|鼻・のど・粘膜の状態を6つの視点から解説
■まとめ
今回の60代女性は、副鼻腔炎による後鼻漏があり、
・喉の違和感
・咳払い
・口の乾燥
・アメをよくなめる
といった状態が続いていました。
口が乾燥している一方で、
舌には白く厚い苔があり、
食生活を確認すると
空腹感がないまま食べていることも分かりました。
そこで、後鼻漏や口の乾燥だけを見るのではなく、
胃腸や水分の巡り、食事まで含めて身体を整えていきました。
その結果、身体の状態が変わるにつれて、
アメも自然となめなくてもよくなっていきました。
喉に違和感があるからアメをなめる。
口が乾燥するから、またアメをなめる。
その行動だけを変えようとするのではなく、
「なぜアメをなめたくなるほど、喉や口が気になっているのだろう?」
と身体の状態を振り返ってみることも大切です。
■和ひのき薬局の漢方相談
和ひのき薬局では、
後鼻漏や喉の違和感といった症状だけでなく、
食事、胃腸、睡眠、生活背景なども含めて
身体の状態を確認しています。
同じ「後鼻漏」でも、
症状が続いている背景は一人ひとり違います。
長く続く後鼻漏や喉の違和感、咳払いなどでお困りの場合は、
症状だけではなく、
身体全体の状態を一度整理してみることも大切です。
一人で抱えず、必要なタイミングでご相談ください。
「口が乾燥するので、アメをよくなめている」
今回ご紹介するのは、
副鼻腔炎による後鼻漏(こうびろう)で
ご相談いただいた60代女性です。
後鼻漏だけでなく、
・喉の違和感がある
・何度も咳払いをする
・口の中が乾燥する
・口が気になってアメをよくなめる
といった状態が続いていました。
喉や口が気になる時に、
アメをなめると一時的に楽になることがあります。
ただ、
何度もアメをなめたくなるほど
違和感が続いているなら、
「何をなめれば楽になるか」
だけではなく、
「なぜ喉や口の違和感が続いているのか?」
という視点で身体を見ていくことも大切です。
■後鼻漏による喉の違和感・咳払いがあり、口の乾燥でアメをよくなめていた
60代女性。
もともとは副鼻腔炎による後鼻漏でご相談に来られました。
お話を伺っていくと、鼻の症状だけではありませんでした。
喉に違和感があり、何度も咳払いをする。
さらに口の中も乾燥するため、アメをよくなめていました。
口の症状については歯科なども受診されていましたが、
はっきりとした原因は分からず、なかなか改善しない状態でした。
そこで、後鼻漏だけを見るのではなく、
食事や胃腸の状態なども含めて身体全体を確認していきました。
■口は乾燥しているのに、舌には白く厚い苔があった
口が乾燥していると聞くと、
「身体の水分が足りないのでは?」
と考えるかもしれません。
ところが、
この方の舌を確認すると、
白く厚い苔がびっしりとついていました。
口は乾燥している。
一方で、舌には厚い苔がある。
単純に「水分が足りないから乾燥している」
と考えるだけでは、説明しにくい状態でした。
中医学では、
身体に必要な潤いが不足していることと、
不要な水分がうまく処理できずに停滞していることは、
同時に起こることがあります。
そのため、乾燥しているからといって、
単純に水分を増やせばよいとは限りません。
この方の場合も、口の乾燥だけを見るのではなく、
水分をどのように取り込み、巡らせ、
不要なものを外へ出せているのか
まで考える必要があると捉えました。
■喉や口が気になるため、アメをよくなめていた
喉に違和感があったり、口が乾燥したりすると、
アメをなめて楽にしようとする方は少なくありません。
この方も同じでした。
ここで大切なのは、
「アメをなめるのはよくないから、やめましょう」
と考えることではありません。
なぜ、アメを何度もなめたくなるのか。
その背景にある喉や口の状態を見ることです。
アメをなめれば、一時的には口や喉が潤ったように感じます。
しかし、
喉の違和感や口の乾燥そのものが続いていれば、
またアメをなめたくなります。
だからこそ、
この方にはアメだけを問題にするのではなく、
後鼻漏や喉の状態、胃腸、食事などを一緒に見直していきました。
■胃腸の弱りと水分の巡りから身体全体を考えた
さらに食生活について伺うと、気になることがありました。
空腹感があまりないのに、
時間が来たから食事をしている状態でした。
また、お腹が空いていない時でも、
菓子パンやジュースで済ませることがありました。
中医学では、胃腸は食べ物や水分を取り込み、
身体に必要なものへ変えていく大切な働きを担っている
と考えます。
胃腸が弱っていると、
必要な潤いを十分につくれない一方で、
不要な水分が身体に残りやすくなることがあります。
この方の、
・後鼻漏
・喉の違和感
・咳払い
・口の乾燥
・厚い舌苔
といった状態を一つずつ別々に考えるのではなく、
胃腸の状態や水分の巡りも含めて
身体全体を見ることにしました。
副鼻腔炎や鼻炎など「鼻タイプ」の後鼻漏では、
鼻だけを見るのではなく、
胃腸の状態や身体が余分な水分を処理する力まで含めて
考えることがあります。
なぜ鼻の症状なのに
胃腸や身体の処理力まで見るのかについては、
こちらの記事で詳しくまとめています。
→副鼻腔炎・鼻炎など「鼻タイプ」の後鼻漏が長引く背景
■漢方と食事の見直しで身体の土台を整える
この方には、
血流を整えることと胃腸を強くすることを中心に、
身体の状態に合わせて漢方を継続していただきました。
同時に、食事の見直しも行いました。
空腹感がないのに食べ続けていたため、
まずは食事のリズムを見直し、
1日2食にして朝食を一度抜くなど、
胃腸を休ませる時間もつくりました。
もちろん、
すべての方が朝食を抜けばよい
ということではありません。
その方の体調や生活、服用している薬などによっても
食事の取り方は変わります。
実際の漢方相談でも、
「これをやめましょう」
「これを食べてはいけません」
と一方的に決めるのではなく、
・今の身体なら何を優先するか
・どこなら無理なく変えられるか
を一緒に確認しながら、
一つずつ調整しています。
今回の方では、
空腹感がないまま食べていたことや、
菓子パンやジュースを摂っていたことなど、
食べ方そのものも身体を考える手がかりになりました。
後鼻漏や慢性上咽頭炎では、
食べ物だけを変えればよいわけではありませんが、
胃腸の状態や食べ方が身体を整えるうえで
大切になることがあります。
食事についての考え方は、こちらの記事にまとめています。
→慢性上咽頭炎・後鼻漏と食事|食べ物の注意点と整え方
■身体が変わると、アメをなめなくてもよくなった
漢方と食事の見直しを続けていく中で、
少しずつ身体にも変化が見られるようになりました。
便通が整い、食後の眠気も軽くなっていきました。
そして印象的だったのが、アメです。
以前は口の乾燥や違和感が気になり、
よくアメをなめていました。
それが身体の状態が整ってくると、
自然とアメをなめなくても気にならなくなっていきました。
「アメをやめなければ」
と我慢してやめたわけではありません。
喉や口が気にならなくなってきたことで、
アメそのものが必要なくなっていったのです。
これは、この方の身体全体の状態が
変わってきたことを感じる一つの変化でした。
■後鼻漏や喉の違和感が続く時は、症状以外にも目を向ける
後鼻漏があると、
「鼻水をどう減らすか」
「喉に流れないようにするにはどうするか」
というところに目が向きやすくなります。
もちろん、鼻や喉の状態を見ることは大切です。
ただ、今回のように詳しくお話を伺っていくと、
喉の違和感や咳払いだけでなく、
口の乾燥、食欲、食事の取り方、便通など、
一見すると鼻とは関係なさそうなところにも
手がかりが見つかることがあります。
今回は一人の方の症例ですが、
後鼻漏が長引く背景は人によって異なります。
後鼻漏がなかなか治らない時に、
どのような視点で身体を見ているのかについては、
こちらの記事で詳しくまとめています。
→後鼻漏が治らない|鼻・のど・粘膜の状態を6つの視点から解説
■まとめ
今回の60代女性は、副鼻腔炎による後鼻漏があり、
・喉の違和感
・咳払い
・口の乾燥
・アメをよくなめる
といった状態が続いていました。
口が乾燥している一方で、
舌には白く厚い苔があり、
食生活を確認すると
空腹感がないまま食べていることも分かりました。
そこで、後鼻漏や口の乾燥だけを見るのではなく、
胃腸や水分の巡り、食事まで含めて身体を整えていきました。
その結果、身体の状態が変わるにつれて、
アメも自然となめなくてもよくなっていきました。
喉に違和感があるからアメをなめる。
口が乾燥するから、またアメをなめる。
その行動だけを変えようとするのではなく、
「なぜアメをなめたくなるほど、喉や口が気になっているのだろう?」
と身体の状態を振り返ってみることも大切です。
■和ひのき薬局の漢方相談
和ひのき薬局では、
後鼻漏や喉の違和感といった症状だけでなく、
食事、胃腸、睡眠、生活背景なども含めて
身体の状態を確認しています。
同じ「後鼻漏」でも、
症状が続いている背景は一人ひとり違います。
長く続く後鼻漏や喉の違和感、咳払いなどでお困りの場合は、
症状だけではなく、
身体全体の状態を一度整理してみることも大切です。
一人で抱えず、必要なタイミングでご相談ください。




