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3年以上繰り返す慢性上咽頭炎|異常なしと言われた喉の違和感が改善(50代女性)

3年以上繰り返す慢性上咽頭炎|異常なしと言われた喉の違和感が改善(50代女性)

3年以上繰り返す慢性上咽頭炎|異常なしと言われた喉の違和感が改善(50代女性)
「のどの奥がヒリヒリして、ずっと違和感が取れない」
「朝起きると痰がのどに絡んで息苦しい」
「病院では異常なしと言われてしまって…」
このようなご相談は少なくありません。

今回は、当店に来られた50代女性の事例をご紹介します。


■「異常なし」と言われるつらさ
上咽頭炎(じょういんとうえん)は、
鼻とのどの奥のつなぎ目に
炎症が起こる状態です。

後鼻漏(こうびろう)といって、
鼻水がのどに流れ込むような感覚を
伴うこともあります。

ただ実際には、
・のどの奥の違和感
・痰が絡む感じ
・ヒリヒリする不快感
といった症状があっても、

検査では「異常なし」と
言われてしまうことも多いのが特徴です。

つらいのに、原因がはっきりしない
この状態が長く続くと不安やあきらめにも
つながっていきます。


■何をしても治らない
この方は3年以上、耳鼻科に通いながら
・抗生物質(クラリススロマイシンなど)
・点鼻薬
・bスポット療法
などを受けてこられました。

一時的には楽になるものの、また元に戻る
「なぜ繰り返すのか分からない」
という状態でした。


■体質から見えてきた本当の原因
ご相談では、症状だけでなく
生活や体質を丁寧に見ていきます。

この方は、
・冷えやすい
・ストレスを溜めやすい
・お腹が弱い(軟便・下痢)
・手足が冷たいのにのぼせる
・眠りが浅い
といった特徴がありました。


■体の中では何が起きていたのか
一見バラバラに見えますが、
実はつながっています。

◎胃腸が弱い
→ 水分の巡りが悪くなる
→ 痰が生まれやすい

さらに

◎ストレス
→ 気の巡りが滞る
→ のどに詰まりやすくなる

そして

◎粘膜の潤いも不足しやすい状態
つまり——
炎症だけが問題なのではなく、
炎症が繰り返されやすい身体の状態も重なっていた
ということです。

実際の相談現場でも、
「炎症を抑える治療は受けているのに繰り返す」方は、
この体の土台まで確認する必要があるケースも少なくありません。


■治療と「整える」の違い
これまでの治療は、
「今ある炎症を抑える」アプローチです。

これはとても大切です。

ただ、それだけでは
なぜ繰り返すのかは変わりません。

一方で漢方相談では、
「なぜこの状態になったのか」
「なぜこの人の体で起きているのか」
という背景から整えていきます。

このように、漢方相談では
症状そのものではなく、
体全体のバランスを見ながら整えていきます。


■体は間違っていない
ここで大切な考え方があります。

それは、
症状は体からのサインであるということ
体はバランスを取ろうとして反応しています。

つまり、
体は間違っていない
のです。


■この方の状態に合わせた整え方
この方のように、慢性上咽頭炎では同じ病名でも、
炎症の強さや粘液の状態、粘膜の乾燥・敏感さなどによって、
漢方の考え方は変わります。

そのため、「慢性上咽頭炎にはこの漢方薬」
と病名だけで考えるのではなく、
今の粘膜や身体で何が起きているのかを整理することが大切です。

慢性上咽頭炎の漢方を
「①炎症 ②粘液 ③線毛の働き・粘膜の敏感さ」
という3つの視点から考える方法については、
次の記事で詳しく解説しています。
→慢性上咽頭炎と漢方|症状・体質に合わせた漢方薬の考え方

この方には、
・胃腸を整え、水分代謝を改善する
・気の巡りを整える
・粘膜を潤す
といった方向で、段階的に整えていきました。

あわせて、
・寝る前のスマホを控える
・冷たいものを避ける
・無理をしない生活リズム
なども見直していただきました。


■「だから繰り返していたんですね」
体のつながりが見えてくる中で、
 「だから治らなかったんですね」
とご本人も納得されていきました。

この「納得」が、変化の大きな一歩になります。


■4ヶ月後に起きた変化
1ヶ月ほどで「少し楽な日」が増え、

4ヶ月後には
朝の喉の不快感がほぼ消失

・朝が楽に起きられる
・日中の違和感が減る
・症状を気にする時間が減る
こうした変化が見られました。


■整えていく途中には揺らぎが出ることもある
体を整えていく過程では、
良い日・悪い日の波が出ることがあります。

一時的に症状が気になる日があっても、
それだけで全体が悪化しているとは限りません。
経過全体を見ながら状態を確認していくことが大切です。


■身体の操縦席に戻るということ
大切なのは、
症状を消すことだけではありません。

自分の体の状態に気づき、整えられること

つまり、
身体の操縦席に戻ること
です。


■あなたの不調にも理由があります
今回は一例ですが、
同じ上咽頭炎や後鼻漏でも
原因や体質は人によって大きく異なります。

もしあなたが
・何をしても改善しない
・原因が分からない
・朝の不快感がつらい
・異常なしと言われている

そんな状態であれば、
体質から見直すタイミングかもしれません

和ひのき薬局では、
症状だけでなく「体の声」に耳を傾けながら、
あなたに合った整え方を
一緒に考えていきます。

一人で抱えずに、
必要なタイミングでご相談ください。


今回のように、後鼻漏は一つの原因だけで起きているのではなく、
いくつかの要因が重なっているケースが多く見られます。

今回のケースも、その中の一つのタイプに過ぎません。

実際には体質や生活背景によって、
原因や整え方は大きく変わってきます。


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