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後鼻漏が長引く人に共通する生活習慣
「もう何年も後鼻漏が続いている…」
「薬を飲んでも良くなったと思ったらまた戻る…」
こうしたご相談が、和ひのき薬局に
本当に多く寄せられます。
実は、こうした慢性的な不調が
続いている方の多くに共通しているのが、
「生活の中に症状を悪化させている無意識の習慣」
があることです。
◆ 症状が長引く理由は「生活の中」にある?
漢方薬が合っていないわけではない。
処方も間違っていない。
それでも、症状がもう一歩改善しきらない――
そんな経験を、私自身も数えきれないほどしてきました。
その背景にあったのは、
相談者の方の「生活習慣のクセ」です。
しかし
こうした習慣はご本人にとっては
当たり前になっており、
自覚がないことがほとんどです。
たとえば…
水分の摂りすぎ/摂らなさすぎ
偏った食事バランス
間食のタイミングや内容
就寝時間や入浴習慣 など
これらが「体質」に合っていないと、
いくら漢方薬を飲んでも、
症状がぶり返しやすくなります。
◆ 養生こそ、改善の近道
私はこれまでの経験から、次のように感じます。
3年後・5年後を見据えたとき、
実は漢方薬以上に養生(生活改善)の方が大切です。
また、養生には2つの方向性があります。
・良いことを足す(プラスの養生)
・悪いことを減らす(マイナスの養生)
どちらも大切ですが、
実は「悪いことをやめる」方が効果が出やすいと感じます。
そのために漢方相談では、まずここを一緒に見直していきます。
◆ 後鼻漏と「水の流れ」
たとえば後鼻漏の方であれば、
「鼻水が喉に流れる」という症状は、
体全体の“水の巡り”に異常があると捉えます。
具体的には、
・脾(消化吸収)
・肺(水分の代謝と呼吸)
・腎(水の排出と調整)
この3つのバランスを診て、漢方薬を選びます。
そして必ずセットで
大便・小便の状態を伺います。
これは体の水分バランスを判断する
大切な指標だからです。
◆ 「治る」とは、症状が出ない状態が続くこと
症状がなくなる、というのは
ゴールではなくスタートです。
今までの生活が「不調をつくる結果」
を生んでいたならば、
新しい結果をつくるためには
生活そのものを整える必要があります。
だからこそ、漢方薬だけに頼るのではなく、
日々の養生(クセ直し)を並行して
行うことがとても大切になるのです。
◆ 相談者の本音に寄り添って
とはいえ、養生はとても面倒で
手間もかかります。
「やる気が出ない」「続かない」
そんな方も少なくありません。
私自身、決して正論や理想論を
押しつけることはしません。
その方が「やってみよう」と思える
タイミングを一緒に探し、
できるところから始めるための、
現実的な提案を心がけています。
そして、相談が終わって帰るころには、
「なんだかもう治った気がしてきた!」
そう思っていただけるような場にしたいと、
いつも思っています。
◆ 相談に来られた方へ
長引く症状ほど、体も心も
こじれてしまうことがあります。
そんなときこそ、信頼関係を土台に
やる気・勇気・根気の三本柱を
一緒に育てていくことが、
改善への近道です。
年齢が高い方ほど、
薬をたくさん飲んでいる方ほど、
「素直じゃない」と自覚している方ほど(笑)、
漢方薬+養生の両輪が必要になります。
ご縁があって出会えた方には、
必ず前に進んでいただきたい。
その思いを大切に日々の相談を行っております。
「薬を飲んでも良くなったと思ったらまた戻る…」
こうしたご相談が、和ひのき薬局に
本当に多く寄せられます。
実は、こうした慢性的な不調が
続いている方の多くに共通しているのが、
「生活の中に症状を悪化させている無意識の習慣」
があることです。
◆ 症状が長引く理由は「生活の中」にある?
漢方薬が合っていないわけではない。
処方も間違っていない。
それでも、症状がもう一歩改善しきらない――
そんな経験を、私自身も数えきれないほどしてきました。
その背景にあったのは、
相談者の方の「生活習慣のクセ」です。
しかし
こうした習慣はご本人にとっては
当たり前になっており、
自覚がないことがほとんどです。
たとえば…
水分の摂りすぎ/摂らなさすぎ
偏った食事バランス
間食のタイミングや内容
就寝時間や入浴習慣 など
これらが「体質」に合っていないと、
いくら漢方薬を飲んでも、
症状がぶり返しやすくなります。
◆ 養生こそ、改善の近道
私はこれまでの経験から、次のように感じます。
3年後・5年後を見据えたとき、
実は漢方薬以上に養生(生活改善)の方が大切です。
また、養生には2つの方向性があります。
・良いことを足す(プラスの養生)
・悪いことを減らす(マイナスの養生)
どちらも大切ですが、
実は「悪いことをやめる」方が効果が出やすいと感じます。
そのために漢方相談では、まずここを一緒に見直していきます。
◆ 後鼻漏と「水の流れ」
たとえば後鼻漏の方であれば、
「鼻水が喉に流れる」という症状は、
体全体の“水の巡り”に異常があると捉えます。
具体的には、
・脾(消化吸収)
・肺(水分の代謝と呼吸)
・腎(水の排出と調整)
この3つのバランスを診て、漢方薬を選びます。
そして必ずセットで
大便・小便の状態を伺います。
これは体の水分バランスを判断する
大切な指標だからです。
◆ 「治る」とは、症状が出ない状態が続くこと
症状がなくなる、というのは
ゴールではなくスタートです。
今までの生活が「不調をつくる結果」
を生んでいたならば、
新しい結果をつくるためには
生活そのものを整える必要があります。
だからこそ、漢方薬だけに頼るのではなく、
日々の養生(クセ直し)を並行して
行うことがとても大切になるのです。
◆ 相談者の本音に寄り添って
とはいえ、養生はとても面倒で
手間もかかります。
「やる気が出ない」「続かない」
そんな方も少なくありません。
私自身、決して正論や理想論を
押しつけることはしません。
その方が「やってみよう」と思える
タイミングを一緒に探し、
できるところから始めるための、
現実的な提案を心がけています。
そして、相談が終わって帰るころには、
「なんだかもう治った気がしてきた!」
そう思っていただけるような場にしたいと、
いつも思っています。
◆ 相談に来られた方へ
長引く症状ほど、体も心も
こじれてしまうことがあります。
そんなときこそ、信頼関係を土台に
やる気・勇気・根気の三本柱を
一緒に育てていくことが、
改善への近道です。
年齢が高い方ほど、
薬をたくさん飲んでいる方ほど、
「素直じゃない」と自覚している方ほど(笑)、
漢方薬+養生の両輪が必要になります。
ご縁があって出会えた方には、
必ず前に進んでいただきたい。
その思いを大切に日々の相談を行っております。