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外用薬は使い方により効果が変わる

外用薬は使い方により効果が変わる

アトピーでは、皮膚の状態に合わせて
漢方薬の使い方は違います。

急性期を過ぎて、皮膚の炎症等が落ち着いてくると
バリア力というか潤いを高める力を上げて
自分で保湿できる様に、炎症が起きやすい身体を
変えていく段階になります。

その時に、外からの外用もローションやクリーム
軟膏も上手に使って、皮膚を保護したりすることで
かゆみや炎症を起こしにくくします。


最近の空気の乾燥と気温の低下により
1・2か月前まで潤いをコントロールできて
乾燥のかゆみが出ていなかった人も
かゆみが出るようになっているようです。

ご多分に漏れず、自分の皮膚も乾燥してきました。

寒いと血管は縮んで血流は滞りやすいので
なるべく皮膚にゴミが溜まらない様にかつ
隅々まで潤いが届くように、身体を動かしたり
半身浴をしたりして、汗をかくようにしています。

慢性段階の話ですが、お風呂から出た後
これまでは一通りローションとクリームの混合したものを
塗っておけば良かったですが、最近は、早く乾燥します。

そこで行うのは、今までよりも
しっかりとスキンケアして
潤いを保持できる様に、
かゆみが出ない様にするお手入れです。

少しのコツですが、やると後で違いは出てきます。

それは、浴槽から出たら、身体を軽く拭いて
そこですぐにスキンケアを始めることです。

その前に、当店は、イスクラの瑞花露シリーズを
スキンケアの基本にしているので、
入浴剤を使ってもらいます。

ここでまず差が出ます。

そして、先ほどの話しですが、ローション単独又は
多めのローションに少しのクリームを混ぜたモノを
全身に塗ります。

そして、風呂場から出て、通常のスキンケアをすると
良いです。

皮膚の潤いは、油分ではなく、水分なので
お風呂のお湯の潤いと、ローションの潤いを
皮膚に入れておき、それが渇かない内に
油分を含んだクリームを重ねて閉じ込めます。

ここまで一般的な手段を書きましたが
当然ながら個別のスキンケアは皮膚の状態が
違うのでやり方は違ってきますが、
ポイントは、以上です。

この点を踏まえて、アドバイスさせてもらうと
空気の乾燥が進んだ今の時季の方が
11月よりもしっとり潤いを保っているお客様が
本日もありました。

皮膚は、中からと外からの両方のケアが重要だと
思います。

特にスキンケアは、かゆみの予防につながるので
しっかり肌に合う方法で行う必要があると
考えています。