ブログ

 ›
 ›
後鼻漏と副鼻腔真菌症

後鼻漏と副鼻腔真菌症

カビ(真菌)が副鼻腔に炎症を
起こしてしまう副鼻腔炎を
副鼻腔真菌症(真菌性副鼻腔炎)
と言います。

糖尿病や悪性腫瘍で
化学療法を行っている方
ステロイドや免疫抑制剤を
長期使用している方は
罹りやすいと言われていました。

しかし

そのような要因がない方でも
発症することがあり
近年増加している病気の一つ
となっています。

大きくは
重篤な症状を呈する「浸潤性」と
局限的な病変を呈する「非浸潤性」
の2つに分けられます。
 
「浸潤性」は
急性浸潤性と慢性浸潤性
「非浸潤性」は
慢性非浸潤性(寄生型)とアレルギー性
にそれぞれ分類されます。

「浸潤性」は
免疫不全や免疫低下を起こしていて
鼻の周りの組織が破壊され
激しい頭痛や視力障害など生じて
場合によって死に至ることもあります。

「非浸潤性」は
慢性非浸潤性(寄生型)の場合、
免疫は正常となります。

一方、アレルギー性の場合、
免疫は正常ですが
アレルギー体質を有し
寄生した真菌がアレルゲンとして
働く様になります。

副鼻腔真菌症の中で
最も発症頻度が高いのは
慢性非浸潤性(寄生型)です。

副鼻腔真菌症の多くは
片側に発症し、
特に上顎洞に発生します。

主な症状は、
・悪臭を伴う膿性鼻漏,
・後鼻漏,
・頭痛や頬部痛,
・鼻出血
などです。
 
いずれの場合も病院の治療は
手術療法がメインに行われます。


基本的に和ひのき薬局で
後鼻漏の相談に来る方は
病院の治療を既に受けています。
 
副鼻腔真菌症の場合
病名は参考にしますが、
漢方の考え方で身体を診ます。
 

問診で起こっている症状を把握し
胃腸の強さや日々の食習慣など確認し
『身体のバランスの乱れを正す』こと
を考えていきます。

カビが居ても副鼻腔炎であれば、
『粘膜の弱り(うっ血とむくみ)』
があります。

「不要な水分が鼻に溜まりやすい
身体の状態を変える」という視点で
漢方薬を選び、
必要な養生(生活改善)を
ご提案します。
 
実際には、病院の治療も一緒に行い
『漢方&養生』で
「余分な水分が溜まる体質を変えて」
カビが住みにくい身体作りを同時に
行っていくと良いと考えます。