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・冬になると悪化する後鼻漏…その原因、冷えかもしれません

・冬になると悪化する後鼻漏…その原因、冷えかもしれません

・冬になると悪化する後鼻漏…その原因、冷えかもしれません
「冬になると、後鼻漏がますます気になってくる…」
「のどに痰が張り付いたような違和感が続く」
「鼻の奥が痛い、頭が重い、でも病院では異常なしと言われた…」

そんなお悩みを持つ方が、寒さの深まる季節に増えてきます。
この時期の後鼻漏の悪化には
“体の冷え”と“粘膜の乾燥”が関係していると思います。
 

【なぜ冬に後鼻漏がひどくなるのか?】

漢方では、冬は「腎」の季節とされ、
体の“深部”を温める力が弱まると
さまざまな不調が出やすくなると考えます。 

冬は外気が冷たく、室内は暖房で乾燥しがち。

この「冷え」と「乾燥」のダブルパンチが
のど・鼻の粘膜を弱らせてしまいます。

 

また、寒さで血流が悪くなると
粘膜への栄養が行き届きにくくなり、
炎症や痰が長引きやすくなります。 

さらに、年末年始の暴飲暴食やストレス、
睡眠不足なども加わると、
身体の抵抗力が下がって
「治りにくい後鼻漏」が続く方も
多くいらっしゃいます。 

【冬に見られる後鼻漏の特徴】
冬に悪化する後鼻漏は、以下のようなタイプに分かれます:

✅ 冷えタイプ
・痰が白っぽく、サラサラしている
・身体が冷えやすく、足元が特に冷たい
・朝方に症状が強く出る
→ 体内の「陽気(ようき)」が不足し、冷えが粘膜に影響しているケース。

✅ 乾燥タイプ
・痰が少ないのに、のどに何か貼り付いている感じ
・乾いた咳、空咳が出やすい
・鼻の奥や喉がヒリヒリする
→ 空気の乾燥や、体内の「陰(うるおい)」不足が影響。

✅ 慢性炎症タイプ
・鼻の奥がツーンと痛い
・膿のような痰、黄色っぽい痰が続く
・副鼻腔炎や上咽頭炎をくり返している
→ 粘膜の炎症が慢性化し、治りにくくなっているケース。 

【和ひのき薬局の冬の後鼻漏対策】
当薬局では、後鼻漏の原因を一人ひとり丁寧に見極めながら、
体質や症状に応じた漢方をご提案しています。

たとえば、
・冷えを温め、痰をさばく:「健胃顆粒(けんいかりゅう)」や「苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんかにんとう)」
・乾燥を潤し、粘膜を守る:「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」や「滋陰降火湯(じいんこうかとう)」
・炎症を抑え、膿を出す:「フジビトール」や「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」
などを、状態に応じて使い分けています。

※自己判断での漢方選びは逆効果になる場合もあるため
ご相談の上での選定をおすすめします。 

【「もう治らないかも…」と感じる前にご相談ください】
後鼻漏は、「放っておけば治る」というより、
「今の身体のサイン」として早めに整えることが大切です。

とくに冬は、身体が冷えやすく、乾燥で粘膜が弱ります。 

毎年この時期に症状が悪化する方は、体質改善のサインかもしれません。 

和ひのき薬局では、冷え・乾燥・炎症など体の内側の状態を見ながら、
再発を防ぐ根本的な対策を一緒に考えます。
 
どうぞお気軽にご相談ください。