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後鼻漏といびきの関係|細身の60代女性が漢方で改善した症例
「いびきをかく」
「後鼻漏がずっと続いている」
そんな方に共通している「ある特徴」があります。
今回の方は、
60代の細身の女性。
健診で脳のCTを撮った際に、
副鼻腔炎があると言われたこともあるとのことでした。
ただ、耳鼻科での治療は、
その場では少し楽になるものの、
根本的には改善せず、後鼻漏が続いている状態でした。
■細身なのに「いびき」がある違和感
お話を伺う中で、ひとつ違和感がありました。
細身であるにもかかわらず、いびきがあること。
一般的には、
いびき=体格や体重の影響
と考えられることが多いですが、
この方は当てはまりません。
ここに、今回の大きなヒントがありました。
■後鼻漏といびきの関係|「粘膜の腫れ」という共通点
今回の方は、後鼻漏もいびきも
「粘膜の腫れ」という同じ構造が関係しているのではないか
と考えました。
いびきは、
→ のどの奥の粘膜が腫れる
→ 空気の通りが悪くなる
→ 音が出る
後鼻漏は、
→ 鼻の粘膜が腫れる
→ 粘液が増える
→ のどに流れる
つまり、
場所が違うだけで、起きていることは同じ
と見ることができます。
もちろん、これは症状や身体の状態から推察したものです。
そこで、
なぜ粘膜が腫れやすいのか、
身体全体の状態から考えていきました。
■なぜ耳鼻科で改善しなかったのか
ここが今回の重要なポイントです。
耳鼻科での治療は、
炎症を一時的に抑えることはできても、
粘膜が腫れやすい身体の状態そのものまでは
変わっていないことがあります。
そのため、
一時的に良くなっても、
また戻るという状態を繰り返してしまうことがあります。
■なぜ粘膜が腫れるのか
ここで大切なのが、
胃腸の働き(中医学でいう「脾」)です。
胃腸の働きが弱くなると、
↓
水分をうまく処理できない
↓
余分な水が身体に残る
↓
粘膜にたまりやすくなる
↓
その結果、
鼻や喉の粘膜が腫れる状態が起こると、中医学では考えます。
一見すると細身の方は水が多いようには見えませんが、
「さばけない水」が身体に残っているケースも
少なくありません。
今回のように、
胃腸の働きや余分な水の停滞が関係する後鼻漏については、
こちらの記事で詳しく説明しています。
→副鼻腔炎・鼻炎など「鼻タイプ」の後鼻漏が長引く背景
■身体からのサインはすでに出ている
この方には、もう一つ特徴がありました。
朝、お腹が空かない。
本来は、
朝お腹が空くことは、胃腸がしっかり働いている目安の一つです。
一方、朝の空腹感がないことは、
胃腸の働きが弱っているサインとして考えることができます。
今回も、この点が身体の状態を考える手がかりになりました。
■実際の対応と変化
今回は、
身体への負担を減らす養生を行いながら、
五臓の働きを整え
気血の巡りを良くし
首から上にたまった余分な水をさばく
漢方を用いて整えていきました。
その結果、
1か月ほどで変化を実感され、
約6か月で後鼻漏といびきはほぼ消失されました。
現在は、
「気にならない状態」で過ごされています。
■まとめ|後鼻漏といびきに共通する粘膜の腫れに注目
後鼻漏がなかなか治らないときは、
症状をバラバラに見るのではなく、
「同じ構造で起きているのではないか」と考えることも大切です。
今回の方は、
・細身なのにいびきがある
・後鼻漏が長く続いている
・朝お腹が空かない
こうしたサインから、
鼻や喉の粘膜の腫れを推察し、
その背景にある胃腸の働きや水分代謝に注目しました。
その見立てをもとに漢方と養生を提案したところ、
後鼻漏といびきの両方が改善しました。
■最後に
「もう仕方ない」と思っている方ほど、
見方を少し変えることで道が開けることがあります。
実際の漢方相談の現場では、
「関係ないと思っていたことがつながる」
これが改善のきっかけになることは少なくありません。
■あわせて読みたい
後鼻漏が長引く背景は人によって異なります。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
→後鼻漏が治らない理由|鼻・のど・粘膜の状態を6つの視点から解説
「後鼻漏がずっと続いている」
そんな方に共通している「ある特徴」があります。
今回の方は、
60代の細身の女性。
健診で脳のCTを撮った際に、
副鼻腔炎があると言われたこともあるとのことでした。
ただ、耳鼻科での治療は、
その場では少し楽になるものの、
根本的には改善せず、後鼻漏が続いている状態でした。
■細身なのに「いびき」がある違和感
お話を伺う中で、ひとつ違和感がありました。
細身であるにもかかわらず、いびきがあること。
一般的には、
いびき=体格や体重の影響
と考えられることが多いですが、
この方は当てはまりません。
ここに、今回の大きなヒントがありました。
■後鼻漏といびきの関係|「粘膜の腫れ」という共通点
今回の方は、後鼻漏もいびきも
「粘膜の腫れ」という同じ構造が関係しているのではないか
と考えました。
いびきは、
→ のどの奥の粘膜が腫れる
→ 空気の通りが悪くなる
→ 音が出る
後鼻漏は、
→ 鼻の粘膜が腫れる
→ 粘液が増える
→ のどに流れる
つまり、
場所が違うだけで、起きていることは同じ
と見ることができます。
もちろん、これは症状や身体の状態から推察したものです。
そこで、
なぜ粘膜が腫れやすいのか、
身体全体の状態から考えていきました。
■なぜ耳鼻科で改善しなかったのか
ここが今回の重要なポイントです。
耳鼻科での治療は、
炎症を一時的に抑えることはできても、
粘膜が腫れやすい身体の状態そのものまでは
変わっていないことがあります。
そのため、
一時的に良くなっても、
また戻るという状態を繰り返してしまうことがあります。
■なぜ粘膜が腫れるのか
ここで大切なのが、
胃腸の働き(中医学でいう「脾」)です。
胃腸の働きが弱くなると、
↓
水分をうまく処理できない
↓
余分な水が身体に残る
↓
粘膜にたまりやすくなる
↓
その結果、
鼻や喉の粘膜が腫れる状態が起こると、中医学では考えます。
一見すると細身の方は水が多いようには見えませんが、
「さばけない水」が身体に残っているケースも
少なくありません。
今回のように、
胃腸の働きや余分な水の停滞が関係する後鼻漏については、
こちらの記事で詳しく説明しています。
→副鼻腔炎・鼻炎など「鼻タイプ」の後鼻漏が長引く背景
■身体からのサインはすでに出ている
この方には、もう一つ特徴がありました。
朝、お腹が空かない。
本来は、
朝お腹が空くことは、胃腸がしっかり働いている目安の一つです。
一方、朝の空腹感がないことは、
胃腸の働きが弱っているサインとして考えることができます。
今回も、この点が身体の状態を考える手がかりになりました。
■実際の対応と変化
今回は、
身体への負担を減らす養生を行いながら、
五臓の働きを整え
気血の巡りを良くし
首から上にたまった余分な水をさばく
漢方を用いて整えていきました。
その結果、
1か月ほどで変化を実感され、
約6か月で後鼻漏といびきはほぼ消失されました。
現在は、
「気にならない状態」で過ごされています。
■まとめ|後鼻漏といびきに共通する粘膜の腫れに注目
後鼻漏がなかなか治らないときは、
症状をバラバラに見るのではなく、
「同じ構造で起きているのではないか」と考えることも大切です。
今回の方は、
・細身なのにいびきがある
・後鼻漏が長く続いている
・朝お腹が空かない
こうしたサインから、
鼻や喉の粘膜の腫れを推察し、
その背景にある胃腸の働きや水分代謝に注目しました。
その見立てをもとに漢方と養生を提案したところ、
後鼻漏といびきの両方が改善しました。
■最後に
「もう仕方ない」と思っている方ほど、
見方を少し変えることで道が開けることがあります。
実際の漢方相談の現場では、
「関係ないと思っていたことがつながる」
これが改善のきっかけになることは少なくありません。
■あわせて読みたい
後鼻漏が長引く背景は人によって異なります。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
→後鼻漏が治らない理由|鼻・のど・粘膜の状態を6つの視点から解説




