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後鼻漏 悪化時期は個人差あり

後鼻漏 悪化時期は個人差あり

2019.8/7

後鼻漏の相談は、一年と通してありますが
多い少ないは時期によりあります。

毎年同じではありませんが
例年湿気の時期は
相談が多いように感じます。

その時期は、余分な水が
溜まっている方は
外因の湿気に反応するので
悪化理由は分かりやすいです。

余分な水分が溜まっている身体を
整えることで症状は改善していきます。


一方、昨年は、9月下旬早くも
インフルの流行も有りましたが
秋頃はのどの乾燥感や咽頭炎からの
後鼻漏が多かった様に思います。

こういった場合は
潤い向上を目的に身体を
整えていくと良いです。

前者は水余り(粘膜の浮腫)
後者は水不足(粘膜の乾燥)が
後鼻漏を感じる
主たる原因になります。

注意することは、時に水余りであり
水不足と言う方もいますので
言うほど単純ではありません。


このように同じ後鼻漏を訴える相談でも
体質や習慣によって原因は異なり
使用する漢方薬は異なりますし
お伝えする養生法も変わってきます。

多くの方の後鼻漏の相談を経験して
個別対応でその方に合った漢方と養生を
行わないと良い結果にはなりません。

しっかりと相談できる方へ相談して、
必要な漢方と適切な養生の説明を
受けて下さい。


今は熱中症予防に水分は必要ですが
外で仕事する方と冷房の中にずっといる方
そしてもともとの胃腸の強さなどが影響して
口にする必要量は全員違いますので
摂取水分量の過不足に注意してください。

この影響が後になって
鼻の不調として出ることは
良くあります。