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タオルで強く擦りすぎによる悪化

タオルで強く擦りすぎによる悪化

寒くなってきて空気の乾燥から
かゆみが出やすくなっています。

少し前からアトピーの相談で来店している方の
皮膚の確認をさせてもらった時、
肩甲骨周辺で 広く皮が擦れていて皮膚が
むき出しになっている部分を 見つけました。

見るだけで痛そうですが、
どうしたのか質問すると
お風呂に入って身体を洗っている時に
かゆいのでタオルで強く擦っていると言われました。

「擦ると気持ちが良い」という点は理解できますが
その気持ち良さは一時的なもので、
却って皮膚を壊してしまっています。

これまでもタオルで擦るのは
習慣的に行っていたとのこと。

傷を作ると、元々のアトピーのかゆみに追加で
傷にできたかさぶたの刺激から更に皮膚へ
意識が向いてしまいます。

結果的に、手がその部分に行きやすくなり
再び患部を掻き壊しやすくなります。

何気に行っている自分の習慣の中に
皮膚を悪化させている事があります。

やっている本人は悪いと考えていないので
皮膚を悪化させる習慣の改善は必須と思います。

今後は、石鹸を泡立ててから、
皮膚には泡を付けて
泡を洗い流してもらうようにしてもらいます。