70代女性の方

5月に入り、膀胱炎になり
病院では抗生物質を処方されるが
3週間症状が改善せずに
繰り返していたとのこと。

この間、3種類の抗生剤を
1週間づつ服用していた様子。

足のむくみもあり、
このままでは良くないと
漢方相談にお見えになりました。


話をじっくり伺うと、
冷えがあり、気候の変動で
自己回復力・免疫力の低下が原因で
治りきらないと判断しました。

身体の土台となる五臓（植物の根っこに相当）を強化して
気血の巡りを良くする滋養強壮の薬（一箱1か月分）と
膀胱を温めておしっこを出させる漢方薬を4日分
おすすめしました。

週末に旅行に行くので、絶対に治したいと言われ
プレッシャーがかかりましたが
2日前にご来店。

漢方薬を飲みだしてから、膀胱の調子も良くなり
膀胱炎の症状は全く無くなり、旅行も楽しめた
とわざわざ報告に来てくれました。


風邪の時も同様ですが、
症状を抑える治療薬を飲んでも
自分に治す力がないと治りません。

治す力とは、体力であり、治癒力、免疫力のことです。


普段から、自分に合った漢方薬で
気力ある体力を高めておくと
毎日元気に過ごせますし
もし不調が出ても早く回復します。

これから梅雨入りして湿気の影響
気温の上昇による熱の影響
冷房による冷えの影響などなど
体力を低下させる避けられない外的要因は多いです。

薬養生（普段から漢方薬で身体を元気にする）
という考え方も是非持って
病気・不調になってからバタバタしない様に
毎日の疲れ・弱りをその日に回復させておく事は価値がありますね。