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「痰がのどに絡んで出せない…」後鼻漏が原因かもしれません|和ひのき薬局の体質別漢方相談

「痰がのどに絡んで出せない…」後鼻漏が原因かもしれません|和ひのき薬局の体質別漢方相談

「痰がのどに絡んで出せない…」後鼻漏が原因かもしれません|和ひのき薬局の体質別漢方相談
■「痰がのどに絡んで出せない」…それ、後鼻漏かもしれません
「のどに痰が絡んで、いつも気持ち悪い」
「出そうで出ない感じがずっと続いている」
このような症状でお困りの方が
和ひのき薬局には多く来られます。

でも実は、この「痰が出せない」状態は、
あくまで“結果”であって、
本当に見るべきは
「なぜ、そうなっているのか?」
という原因や体質の違いです。

原因が違えば、
使うべき漢方薬も
まったく違ってきます。


■【実例紹介】3年前から通われている女性のケース
約3年前、後鼻漏でお困りの女性が相談に来られました。
主な症状は:
・鼻水がのどに流れてくる
・痰が切れず、のどにずっと絡んでいる
・のどのイガイガ感
・咳が長引いている
こうした症状が重なって、日常生活にも支障が出ていました。

体の状態をしっかり伺ったうえで、
「二陳湯(にちんとう)」という痰湿を抜く漢方をベースに
他の漢方も併用して体質改善を行いました。

すると、後鼻漏の症状は改善し
良くなっていきました。

それから他の不調も相談を受けて
リウマチが落ちついて鎮痛剤を減量したり
HbA1cが下がって糖尿病薬を減量したり
色々と体質の改善もできるように
なっていきました。

体力も高まってだるさが無くなったり
睡眠の質が上がったり
身体は元気になりました。

最初の後鼻漏について
状態がとても良いので来店されても症状を訴える間隔は
だんだん間が空いていました。

■再発時、あえて「前と同じ漢方」を使わなかった理由
最近、その方が来店された時に
「また鼻の調子が悪くて…前と同じ漢方をください」
と言われました。

しかし
あえて一度立ち止まり、
詳しくお話を伺いました。

すると、

今回はのどの乾燥が強く
粘膜がカサついている状態
と、以前とは違う状態になっていました。

そこで今回は、潤いを補うタイプの漢方薬をご提案。
1週間後、「すごく効いて、痰がちゃんと出るようになりました!」
と笑顔で再来店されました。


■同じ症状でも、原因が違えば処方は変わる
「痰が絡んで出せない」という症状は同じでも、
ある時は“余分な水分”を抜く必要があり、
別の時には“水分を補って潤す”必要がある。

つまり

症状だけで漢方薬を選ぶことはできません。

「前に効いたから」「他の人が良くなったから」
と自己判断で同じものを使っても、
かえって症状をこじらせることもあるのです。


■漢方は“体質”と“タイミング”が大切です
漢方薬は病名で決めるものではなく、
その人の体質と今の状態を見て選ぶものです。

だからこそ、信頼できる専門家に
しっかり相談して、必要な漢方薬だけでなく、
生活や食事のアドバイスも含めて整えていくことが大切です。


■まとめ:今の「痰の絡み」に、本当に合った対策を
もしあなたが今、

「のどに絡む痰がとれなくてつらい」
「前に効いた漢方が今回は効かない…」
「病院では異常がないと言われたけどつらい」
というような悩みを抱えているなら、
ぜひ一度ご相談ください。

和ひのき薬局では、
丁寧なヒアリングを通して、
あなたに今必要なケアを一緒に考えていきます。

どうか一人で悩まず、お気軽にご相談くださいね。