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透明な鼻水が止まらない|寒くなるとサラサラの鼻水が垂れる理由と後鼻漏の漢方対策
「朝、布団から出ると透明な鼻水が垂れてくる」
「寒い屋外に出ると、何度鼻をかんでも止まらない」
「冷房に当たると、サラサラの鼻水や鼻づまりが出る」
このようなお悩みはありませんか。
鼻水というと、風邪や花粉症を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、冷たい空気や気温差がきっかけになって出る鼻水もあります。
鼻水が前に垂れるだけでなく、
喉へ流れて後鼻漏(こうびろう)として
気になる場合もあります。
和ひのき薬局の漢方相談では、
鼻水の状態に加えて、
冷えや疲れ、汗のかき方、首・肩のこりなども
確認しています。
今回は、寒くなると透明な鼻水が出る理由と、
中医学で考える身体の状態、
日常でできる養生についてお伝えします。
■寒くなると透明な鼻水が出るのはなぜ?
鼻には、吸い込んだ空気を温め、
適度な湿り気を与える働きがあります。
冷たい空気や気温の変化に鼻の粘膜が反応すると、
鼻水が増えたり、粘膜が腫れて鼻づまりが
起こったりすることがあります。
こうした症状では、非アレルギー性鼻炎の一つである
「血管運動性鼻炎」が考えられます。
一般に「寒暖差アレルギー」と呼ばれることもありますが、
必ずしもアレルギー反応によって起こるわけではありません。
ただし、透明な鼻水はアレルギー性鼻炎や風邪の初期などでも見られます。
「透明だから冷えが原因」と決めず、
出る場面やほかの症状も合わせて確認することが大切です。
■漢方では「寒さの影響」と「受ける身体の状態」を考える
中医学では、身体に不調を起こす寒さの影響を
「寒邪(かんじゃ)」と呼びます。
冷えると鼻水が出る場合には、
寒さによって何が起こっているのかと、
その影響を受けやすい身体の状態の両方を考えます。
①衛気が不足し、寒さの影響を受けやすい
衛気(えき)は、中医学で身体の表面を守り、
体温や汗の調節などに関わるとされる「気」です。
この働きが弱っていると、
外からの冷えの影響を受けやすいと考えます。
冷房や風が苦手、
疲れやすい、
汗をかきやすい、
風邪を引きやすいといった様子が、
見立ての手がかりになります。
ただし、当てはまる項目の数だけで
衛気不足と判断するわけではありません。
②寒さによって、鼻の働きや身体の巡りが妨げられる
中医学では、肺は呼吸だけでなく、
鼻や身体の表面、水分の巡りにも関わると考えます。
寒邪によってこうした働きが妨げられると、
水様の鼻水や鼻づまりが出ると捉えます。
また、寒さには身体を縮こまらせ、
巡りを滞らせる性質があるとされます。
冷えると首や肩がこわばることも、
寒さの影響を考える手がかりです。
③もともと身体を温める力が弱い
普段から冷えが強い方では、
身体を温める力の不足にも目を向けます。
手足だけでなくお腹や腰も冷える、
温かいものを好む、
冷たい飲食でお腹の調子が悪くなるなど、
鼻以外の状態も確認します。
中医学では、温める力の不足は、
水分を適切に巡らせる働きにも関係すると考えます。
この3つは別々とは限らず、
重なっていることもあります。
■同じ透明な鼻水でも、漢方で整える方向は違います
寒くなると透明な鼻水が出る場合でも、
漢方での対応は一律ではありません。
寒さの影響が強い方では、身体を温め、
滞った水分の巡りを整えることを考えます。
一方、
疲れやすく汗をかきやすい方では、
身体を守る気を補うことを、
普段から冷えが強い方では、
身体を温める力を支えることを重視します。
これらが重なっている場合は、
組み合わせて考えます。
後鼻漏がある場合も、
流れる鼻水の量や粘り、喉の乾燥感などを確認し、
その時の状態に合わせて対応します。
今出ている鼻水への対応と、
冷えるたびに鼻水を繰り返す背景への対応。
その両方を考えることが大切です。
■鼻水と一緒に、首・肩のこりや冷えはありませんか?
実際の漢方相談では、
冷えると鼻水だけでなく首・肩のこりもつらくなり、
温まると両方が楽になる傾向を感じることがあります。
これは「肩こりが鼻水の原因」という意味ではありません。
鼻水と肩こりを別々に見るだけでなく、
同じ冷えをきっかけに、
身体にどんな変化が起こっているかを確認しています。
例えば、
・冷房の風に当たると、首がこわばって鼻水が出る
・朝、身体が冷えている時間帯につらい
・入浴して温まると、鼻や肩が少し楽になる
こうした日常の変化は、その方に合う対応を考えるための大切な情報です。
■冷えると鼻水が出る方に見直してほしい5つの養生
①首元や頭部を冷やさない
外出時はマフラーや帽子などを使い、
冷たい風を避けましょう。
室内でも、冷房の風が首や顔に直接当たっていないか確認してみてください。
汗をかいた後は、濡れた衣服のままで身体を冷やさないことも大切です。
②胃腸を冷やさない
冷たい飲み物や食べ物が続いていないでしょうか。
特に、冷たいものを摂ると
お腹が張る、軟便になる、食欲が落ちる方は、
常温や温かいものを選ぶなど、
胃腸に負担をかけにくい摂り方を意識しましょう。
③水分の量と飲み方を確認する
「身体に良いから」と、
喉が渇いていなくても大量に飲んでいないか、
振り返ってみてください。
確認したいのは、
1日の量だけでなく、
一度に飲む量や温度、飲む時間帯です。
ただし、透明な鼻水が出るからといって、
水分が余っているとは限りません。
汗や尿、活動量などによって必要な水分は変わるため、
一律に減らすのではなく、
その方の状態に合わせて考えます。
水分を多く摂った方がよいのか迷う方へ。
水分の摂り方と身体の状態を確認する視点を、
こちらの記事でお伝えしています。
▶ 水分の摂り方と、身体の状態を確認するポイント
→副鼻腔炎・後鼻漏|「水分をしっかり飲む」を見直した60代女性の症例
④身体を動かして、首・肩のこりをほぐす
長時間、同じ姿勢が続いていないでしょうか。
合間に歩く、肩をゆっくり回すなど、
無理のない範囲で身体を動かしましょう。
首を強くひねったり、
痛みを我慢して伸ばしたりする必要はありません。
⑤入浴で身体を温める
入浴は、冷えた身体を温め、
こわばりを和らげる時間にしましょう。
汗をたくさん出すことを目標にせず、
心地よく温まる程度に。
自然にうっすら汗ばむ程度でも、
疲れやふらつきが出るようなら入り方を見直します。
特に、普段から汗をかきやすい方や疲れやすい方は、
長湯で消耗しないようにしましょう。
水分を多く摂った方がよいのか迷う方へ。
水分の摂り方を身体の状態に合わせて見直した相談例をご紹介します。
▶ 冬に悪化する後鼻漏・慢性上咽頭炎|冷えと乾燥の影響と漢方対策
■冷えを避けることと、冷えの影響を受けにくい身体をつくること
マフラーや入浴で身体を温めることは、
日々の大切な対策です。
それと合わせて、
胃腸の調子を整える、
無理なく身体を動かす、
十分に休むなど、
身体そのものを整えることにも目を向けてみてください。
中医学では、身体を守る働きや温める力にも注目します。
寒くなるたびに鼻水を繰り返す方には、
今の症状への対応と、
その背景にある身体の状態を整えることの両方を考えます。
■鼻水が続くときは、原因の確認と身体に合わせた対応を
透明な鼻水が止まらないときは、
まず耳鼻科で原因を確認することが大切です。
そのうえで、
冷えると繰り返す方は、
鼻以外の身体の状態にも目を向けてみてください。
和ひのき薬局では、
鼻水の色や粘り、出る時間帯、悪化するきっかけに加え、
冷え・汗・疲れ・胃腸の調子などをお聞きしています。
同じ透明な鼻水でも、寒さの影響を受けやすい背景は
一人ひとり違います。
鼻水を抑える対応に加えて、
症状を繰り返しにくい身体の状態を目指し、
その方に合う漢方と養生を一緒に考えていきます。
寒くなると鼻水が垂れる、喉へ流れて困るという方は、
和ひのき薬局へご相談ください。
「寒い屋外に出ると、何度鼻をかんでも止まらない」
「冷房に当たると、サラサラの鼻水や鼻づまりが出る」
このようなお悩みはありませんか。
鼻水というと、風邪や花粉症を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、冷たい空気や気温差がきっかけになって出る鼻水もあります。
鼻水が前に垂れるだけでなく、
喉へ流れて後鼻漏(こうびろう)として
気になる場合もあります。
和ひのき薬局の漢方相談では、
鼻水の状態に加えて、
冷えや疲れ、汗のかき方、首・肩のこりなども
確認しています。
今回は、寒くなると透明な鼻水が出る理由と、
中医学で考える身体の状態、
日常でできる養生についてお伝えします。
■寒くなると透明な鼻水が出るのはなぜ?
鼻には、吸い込んだ空気を温め、
適度な湿り気を与える働きがあります。
冷たい空気や気温の変化に鼻の粘膜が反応すると、
鼻水が増えたり、粘膜が腫れて鼻づまりが
起こったりすることがあります。
こうした症状では、非アレルギー性鼻炎の一つである
「血管運動性鼻炎」が考えられます。
一般に「寒暖差アレルギー」と呼ばれることもありますが、
必ずしもアレルギー反応によって起こるわけではありません。
ただし、透明な鼻水はアレルギー性鼻炎や風邪の初期などでも見られます。
「透明だから冷えが原因」と決めず、
出る場面やほかの症状も合わせて確認することが大切です。
■漢方では「寒さの影響」と「受ける身体の状態」を考える
中医学では、身体に不調を起こす寒さの影響を
「寒邪(かんじゃ)」と呼びます。
冷えると鼻水が出る場合には、
寒さによって何が起こっているのかと、
その影響を受けやすい身体の状態の両方を考えます。
①衛気が不足し、寒さの影響を受けやすい
衛気(えき)は、中医学で身体の表面を守り、
体温や汗の調節などに関わるとされる「気」です。
この働きが弱っていると、
外からの冷えの影響を受けやすいと考えます。
冷房や風が苦手、
疲れやすい、
汗をかきやすい、
風邪を引きやすいといった様子が、
見立ての手がかりになります。
ただし、当てはまる項目の数だけで
衛気不足と判断するわけではありません。
②寒さによって、鼻の働きや身体の巡りが妨げられる
中医学では、肺は呼吸だけでなく、
鼻や身体の表面、水分の巡りにも関わると考えます。
寒邪によってこうした働きが妨げられると、
水様の鼻水や鼻づまりが出ると捉えます。
また、寒さには身体を縮こまらせ、
巡りを滞らせる性質があるとされます。
冷えると首や肩がこわばることも、
寒さの影響を考える手がかりです。
③もともと身体を温める力が弱い
普段から冷えが強い方では、
身体を温める力の不足にも目を向けます。
手足だけでなくお腹や腰も冷える、
温かいものを好む、
冷たい飲食でお腹の調子が悪くなるなど、
鼻以外の状態も確認します。
中医学では、温める力の不足は、
水分を適切に巡らせる働きにも関係すると考えます。
この3つは別々とは限らず、
重なっていることもあります。
■同じ透明な鼻水でも、漢方で整える方向は違います
寒くなると透明な鼻水が出る場合でも、
漢方での対応は一律ではありません。
寒さの影響が強い方では、身体を温め、
滞った水分の巡りを整えることを考えます。
一方、
疲れやすく汗をかきやすい方では、
身体を守る気を補うことを、
普段から冷えが強い方では、
身体を温める力を支えることを重視します。
これらが重なっている場合は、
組み合わせて考えます。
後鼻漏がある場合も、
流れる鼻水の量や粘り、喉の乾燥感などを確認し、
その時の状態に合わせて対応します。
今出ている鼻水への対応と、
冷えるたびに鼻水を繰り返す背景への対応。
その両方を考えることが大切です。
■鼻水と一緒に、首・肩のこりや冷えはありませんか?
実際の漢方相談では、
冷えると鼻水だけでなく首・肩のこりもつらくなり、
温まると両方が楽になる傾向を感じることがあります。
これは「肩こりが鼻水の原因」という意味ではありません。
鼻水と肩こりを別々に見るだけでなく、
同じ冷えをきっかけに、
身体にどんな変化が起こっているかを確認しています。
例えば、
・冷房の風に当たると、首がこわばって鼻水が出る
・朝、身体が冷えている時間帯につらい
・入浴して温まると、鼻や肩が少し楽になる
こうした日常の変化は、その方に合う対応を考えるための大切な情報です。
■冷えると鼻水が出る方に見直してほしい5つの養生
①首元や頭部を冷やさない
外出時はマフラーや帽子などを使い、
冷たい風を避けましょう。
室内でも、冷房の風が首や顔に直接当たっていないか確認してみてください。
汗をかいた後は、濡れた衣服のままで身体を冷やさないことも大切です。
②胃腸を冷やさない
冷たい飲み物や食べ物が続いていないでしょうか。
特に、冷たいものを摂ると
お腹が張る、軟便になる、食欲が落ちる方は、
常温や温かいものを選ぶなど、
胃腸に負担をかけにくい摂り方を意識しましょう。
③水分の量と飲み方を確認する
「身体に良いから」と、
喉が渇いていなくても大量に飲んでいないか、
振り返ってみてください。
確認したいのは、
1日の量だけでなく、
一度に飲む量や温度、飲む時間帯です。
ただし、透明な鼻水が出るからといって、
水分が余っているとは限りません。
汗や尿、活動量などによって必要な水分は変わるため、
一律に減らすのではなく、
その方の状態に合わせて考えます。
水分を多く摂った方がよいのか迷う方へ。
水分の摂り方と身体の状態を確認する視点を、
こちらの記事でお伝えしています。
▶ 水分の摂り方と、身体の状態を確認するポイント
→副鼻腔炎・後鼻漏|「水分をしっかり飲む」を見直した60代女性の症例
④身体を動かして、首・肩のこりをほぐす
長時間、同じ姿勢が続いていないでしょうか。
合間に歩く、肩をゆっくり回すなど、
無理のない範囲で身体を動かしましょう。
首を強くひねったり、
痛みを我慢して伸ばしたりする必要はありません。
⑤入浴で身体を温める
入浴は、冷えた身体を温め、
こわばりを和らげる時間にしましょう。
汗をたくさん出すことを目標にせず、
心地よく温まる程度に。
自然にうっすら汗ばむ程度でも、
疲れやふらつきが出るようなら入り方を見直します。
特に、普段から汗をかきやすい方や疲れやすい方は、
長湯で消耗しないようにしましょう。
水分を多く摂った方がよいのか迷う方へ。
水分の摂り方を身体の状態に合わせて見直した相談例をご紹介します。
▶ 冬に悪化する後鼻漏・慢性上咽頭炎|冷えと乾燥の影響と漢方対策
■冷えを避けることと、冷えの影響を受けにくい身体をつくること
マフラーや入浴で身体を温めることは、
日々の大切な対策です。
それと合わせて、
胃腸の調子を整える、
無理なく身体を動かす、
十分に休むなど、
身体そのものを整えることにも目を向けてみてください。
中医学では、身体を守る働きや温める力にも注目します。
寒くなるたびに鼻水を繰り返す方には、
今の症状への対応と、
その背景にある身体の状態を整えることの両方を考えます。
■鼻水が続くときは、原因の確認と身体に合わせた対応を
透明な鼻水が止まらないときは、
まず耳鼻科で原因を確認することが大切です。
そのうえで、
冷えると繰り返す方は、
鼻以外の身体の状態にも目を向けてみてください。
和ひのき薬局では、
鼻水の色や粘り、出る時間帯、悪化するきっかけに加え、
冷え・汗・疲れ・胃腸の調子などをお聞きしています。
同じ透明な鼻水でも、寒さの影響を受けやすい背景は
一人ひとり違います。
鼻水を抑える対応に加えて、
症状を繰り返しにくい身体の状態を目指し、
その方に合う漢方と養生を一緒に考えていきます。
寒くなると鼻水が垂れる、喉へ流れて困るという方は、
和ひのき薬局へご相談ください。




