ブログ

 ›
 ›
スキンケアの差は後で出る

スキンケアの差は後で出る

アトピーで全身の皮膚を良くしていく時に
「漢方薬・養生・スキンケア」
の3本柱は大切になります。


その中で、潤い不足でカサカサして
かゆみが起こっている様な時には
保湿のためのスキンケアの差は出やすい様に
感じています。

しっかりスキンケアすると
潤いの持続がしっかりできる皮膚になっていき
結果的に、掻かない様になり
炎症も起きにくくなります。


店頭での例ですが、全身のスキンケアを行ってもらう時に
背中は手が届かないのと背中は見えないという理由で
ご両親に塗ってもらい他は自分で行うという方が
いらっしゃいました。

ローションとクリームの使い方をしっかりお伝えして
実践してもらいましたが、当初はご両親に行ってもらう
背中や臀部の辺りはやや熱を持ち、傷も多い部分でした。

スキンケアを継続していくと、来店ごとに
全身の炎症は治まっていくと同時に
潤いは向上して、皮膚表面の温度も
下がっていきました。

およそ2か月位経過した時に
開始時は比較的楽で自分で塗っていた部分と
ご両親に塗ってもらっていた背中や臀部のひどい部分ですが
カサカサ感が逆転して背中や臀部の方が
しっとりして改善していました。

試しにスキンケアを確認すると
伝えていたよりもローションが少なくて
今後はもっと使用する様にしてもらう事に
しました。

塗り方が甘かったのです。


毎日のスキンケアによる改善の差は小さいと思いますが
毎日毎日しっかり行った場合と不十分な場合では
結果的に大きな差になって皮膚の改善は
遅くなりますね。

特にカサカサして熱を持つ場合は、炎症を抑える
ローションをたっぷり使用すると
潤わせながら炎症を止めてくれます。

肌の状態に合わせたスキンケアを
適切に行うことは、やはり大事ですね。


因みに、最初乾燥の場合ですが
ローションは砂漠に水が滲みる様に
たっぷり入り消費が激しいですが
潤ってくるとそんなに必要ではなくなります。

そこまでローションを頑張って使用すると良いですね。

皮膚は必ず垢としてはがれていきますが
スキンケアで少しでも改善させておくと
漢方薬で中から潤いを入れる時
良い感じです。