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アトピー 気温上昇で悪化

アトピー 気温上昇で悪化

気温が上がって最高気温が
30℃に近くなってくると
皮膚の赤みが悪化する方は
実に多いです。

熱がこもり
かゆみが悪化も
します。

また汗も出るので
かゆみが更に
助長される様に
なります。

この様な気候の影響は
自分では制御できないので
皮膚の熱感や赤味の程度により
清熱薬を追加して
服用してもらいます。

熱感が上がって困るなら
清熱解毒薬

引っ掻いた傷から
黄色い汁が湧いてくる方は
清熱利湿薬

血管が拡張して
赤味が増してしまう方は
清熱涼血薬

臨機応変に追加すると
良いです。

タイミングは
悪化しやすい前に
服用するように
指示します。

お昼ごろ悪化するなら
11時前位に

入浴後に悪化するなら
お風呂の温度を下げてもらい
入浴前に

就寝後
前よりも寝つき悪い場合は
就寝する30分位前に

それぞれ漢方薬を服用してもらいます。

長年のアトピーの場合
根本的には皮膚の
バリア力低下&潤い不足
があります。

この状態がひどい方ほど
熱を冷ませる力が無いので
気温上昇により
皮膚の悪化が生じます。

漢方薬を上手に使用して
かゆみが出ない様に
掻かない様に
しましょう。

和ひのき薬局では
気候の変化による
急な悪化に備えた
漢方薬の使い方も
しっかりお伝えしていきます。

引っ掻いてキズを作るなど
皮膚の状態がひどくなる前に
悪化を軽く抑えることも
アトピーなど慢性皮膚病では
重要と思います。