ブログ
後鼻漏 嗜好品(カフェオレを一例に)が悪化要因
「まさか毎日のカフェオレが喉の不快感と
関係しているとは思いもしませんでした…」
これは、和ひのき薬局に後鼻漏のご相談で
来られた方の言葉です。
鼻の奥から喉に向かって、
痰のような粘液が垂れてくる不快感。
咳ではないのに「エヘン」と
喉を鳴らしたくなるような違和感。
こうした後鼻漏に悩む方は年々増えており、
「耳鼻科で異常なしと言われたのに改善しない…」と、
漢方相談に訪れる方も多くいらっしゃいます。
「体質と習慣」が、気づかぬうちに悪化要因になることも
治りづらい、ぶり返す、慢性化する
そんな後鼻漏の背景には体質的な弱りと
日々の何気ない習慣が重なっていることが多い
と感じています。
たとえば、ある方のご相談になりますが、、、
「アイスのカフェオレが好きで、
毎日ペットボトル(350ml)で3本ほど飲んでいます」
とのことでした。
ご本人は「それが悪いとは思っていませんでした」
と話されていましたが、
実は、これが体質的には大きな負担に
なっていました。
カフェオレが体に与える影響──中医学の視点から
中医学では、カフェオレのような甘くて冷たい飲み物は、
「痰湿(たんしつ)」と呼ばれる余分な水分や粘液を
体内に溜めこみやすいと考えます。
特に次のような点が問題になりやすいです。
・アイス=体を冷やす → 胃腸(脾)の働きを弱める
・砂糖入り飲料=“湿”を生む → 痰・鼻水・むくみなどになる
・牛乳(乳製品)=消化に負担 → 胃腸が弱るため痰ができやすい
・ペットボトル製品=保存性が高い → 添加物が多くゴミができやすい
この方の場合、冷たく甘い乳製品を習慣的に摂っていたことで、
知らないうちに痰が増えて後鼻漏を
慢性化させていたという背景がありました。
水分の摂りすぎにも要注意
カフェオレを3本(1,050ml)飲んでいる
だけでも水分過多気味ですが、
そこに加えて──
・食事中のお茶
・漢方薬などの服用時の水
・食材に含まれる水分
などを合計すると、
実際には1日でかなりの量の水分を摂っています。
後鼻漏は「症状」ではなく「結果」
後鼻漏は、ただ鼻の奥に何かあるから起きるのではありません。
多くの場合、体の内側のバランスが崩れた結果
として現れている症状となります。
・胃腸(脾)が冷える・弱る
・余分な水分(痰湿)がつくられる
・それが鼻〜喉に降りてくる(後鼻漏として感じる)
この流れを見直さない限り、
どんなに良い薬を使っても、
スッキリしない…という状況は続いてしまうはずです。
さて今回の場合ですが、
必要な漢方&お伝えした養生を実行して
後鼻漏は2週間後には半減し
2か月後には全く出なくなりました。
自分の「嗜好」を見直してみることから
好きなものを楽しむことは、
心の癒しでもありますが、、、、
その嗜好が今の体に合っていないとしたら?
「悪気なく続けていること」が、
実は不調を長引かせているということも
起こってしまうのです。
まずは、自分の1日の飲食を
すべて紙に書き出してみてください。
そこから見えてくることは数多くあります。
食養生は、気づきと変化の入口
今回の例でも、ご本人が「悪いとは思っていなかったこと」が
後鼻漏を長引かせていたという事実がありました。
このように体質や生活のクセは
自分ではなかなか気づけないものです。
私たちは、こういった無自覚な要因にも寄り添いながら、
「どうすれば身体は整うのか?」を
一緒に考えるお手伝いをしています。
「飲むだけ」では届かない根本改善へ
「何をしても治らない」
「薬を飲んでもすっきりしない」
そう感じている方こそ
一度食習慣や体質の面からも
見直す必要があるかもしれません。
和ひのき薬局では、
体質・習慣・心のクセまで含めて、
整えていくサポートをしています。
漢方相談という一歩から、
気づきと変化は始まります。
関係しているとは思いもしませんでした…」
これは、和ひのき薬局に後鼻漏のご相談で
来られた方の言葉です。
鼻の奥から喉に向かって、
痰のような粘液が垂れてくる不快感。
咳ではないのに「エヘン」と
喉を鳴らしたくなるような違和感。
こうした後鼻漏に悩む方は年々増えており、
「耳鼻科で異常なしと言われたのに改善しない…」と、
漢方相談に訪れる方も多くいらっしゃいます。
「体質と習慣」が、気づかぬうちに悪化要因になることも
治りづらい、ぶり返す、慢性化する
そんな後鼻漏の背景には体質的な弱りと
日々の何気ない習慣が重なっていることが多い
と感じています。
たとえば、ある方のご相談になりますが、、、
「アイスのカフェオレが好きで、
毎日ペットボトル(350ml)で3本ほど飲んでいます」
とのことでした。
ご本人は「それが悪いとは思っていませんでした」
と話されていましたが、
実は、これが体質的には大きな負担に
なっていました。
カフェオレが体に与える影響──中医学の視点から
中医学では、カフェオレのような甘くて冷たい飲み物は、
「痰湿(たんしつ)」と呼ばれる余分な水分や粘液を
体内に溜めこみやすいと考えます。
特に次のような点が問題になりやすいです。
・アイス=体を冷やす → 胃腸(脾)の働きを弱める
・砂糖入り飲料=“湿”を生む → 痰・鼻水・むくみなどになる
・牛乳(乳製品)=消化に負担 → 胃腸が弱るため痰ができやすい
・ペットボトル製品=保存性が高い → 添加物が多くゴミができやすい
この方の場合、冷たく甘い乳製品を習慣的に摂っていたことで、
知らないうちに痰が増えて後鼻漏を
慢性化させていたという背景がありました。
水分の摂りすぎにも要注意
カフェオレを3本(1,050ml)飲んでいる
だけでも水分過多気味ですが、
そこに加えて──
・食事中のお茶
・漢方薬などの服用時の水
・食材に含まれる水分
などを合計すると、
実際には1日でかなりの量の水分を摂っています。
後鼻漏は「症状」ではなく「結果」
後鼻漏は、ただ鼻の奥に何かあるから起きるのではありません。
多くの場合、体の内側のバランスが崩れた結果
として現れている症状となります。
・胃腸(脾)が冷える・弱る
・余分な水分(痰湿)がつくられる
・それが鼻〜喉に降りてくる(後鼻漏として感じる)
この流れを見直さない限り、
どんなに良い薬を使っても、
スッキリしない…という状況は続いてしまうはずです。
さて今回の場合ですが、
必要な漢方&お伝えした養生を実行して
後鼻漏は2週間後には半減し
2か月後には全く出なくなりました。
自分の「嗜好」を見直してみることから
好きなものを楽しむことは、
心の癒しでもありますが、、、、
その嗜好が今の体に合っていないとしたら?
「悪気なく続けていること」が、
実は不調を長引かせているということも
起こってしまうのです。
まずは、自分の1日の飲食を
すべて紙に書き出してみてください。
そこから見えてくることは数多くあります。
食養生は、気づきと変化の入口
今回の例でも、ご本人が「悪いとは思っていなかったこと」が
後鼻漏を長引かせていたという事実がありました。
このように体質や生活のクセは
自分ではなかなか気づけないものです。
私たちは、こういった無自覚な要因にも寄り添いながら、
「どうすれば身体は整うのか?」を
一緒に考えるお手伝いをしています。
「飲むだけ」では届かない根本改善へ
「何をしても治らない」
「薬を飲んでもすっきりしない」
そう感じている方こそ
一度食習慣や体質の面からも
見直す必要があるかもしれません。
和ひのき薬局では、
体質・習慣・心のクセまで含めて、
整えていくサポートをしています。
漢方相談という一歩から、
気づきと変化は始まります。