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病名は結果でしかない

病名は結果でしかない

なんだか最近本人ではなく
代理の方が家族で困っていると
相談に来ることが多いです。

共通項は
・病院では異常ない
・治療薬も効果がない
というケースです。

それで漢方薬に希望を見出したいと
来られているのでしょう。

ただ、全員本人不在
代理の方なので
漢方薬は販売しておりません。

出てしまっている症状(病名)は
あくまでも結果なんです。

原因があるのです。

身体のバランスが乱れた結果
今の不調が出てしまっていて
そのバランスの乱れが変わっていないこと
が一番の問題なのです。

そのバランスの乱れについて
中医学では、気・血・津液・五臓六腑など
どうなっているのか?

しっかりと判断できた後で
ようやくそのバランスを整えるための
漢方薬を決定することが出来るのです。

だから話をしっかり伺ってもいないのに
必要な漢方薬を提案することはできないです。

ちょっとすると
漢方薬を飲むことよりも
もっと早く寝ることだったり
今の食事を変えることだったり
散歩すること等々
日々の生活習慣を変えるだけで
改善していく場合だってあるのです。

基本スタンスとして
漢方薬を飲むことが一番大切ではないのです。

症状が出てしまっている
身体のバランスを整えることが
最も重要となります。

そのために生活習慣の改善や
思考パターンを変えることを
行った上で
その状態に合った漢方薬を飲むから
症状の出ない状態へ近づき

しっかりバランスが整った結果として
症状が出なくなるのです。

これは特に慢性化してしまって
検査で異常はないのに
不調が続く場合こそ
この視点が大切となります。

このため漢方相談は
時間に余裕のある時に
ご本人と直接お話させていただき
ご提案する治し方に納得された後
漢方薬を購入していただければと思います。

漢方相談をご希望の場合は
電話かホームページの問い合わせより
相談の予約を入れて下さい。

ZOOMのURLを送りますので
来店できない遠方の方の場合なども
漢方相談は可能です。