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副鼻腔炎・鼻炎など「鼻タイプ」の後鼻漏が長引く背景

副鼻腔炎・鼻炎など「鼻タイプ」の後鼻漏が長引く背景

副鼻腔炎・鼻炎など「鼻タイプ」の後鼻漏が長引く背景
後鼻漏(こうびろう)がなかなか治らない…。
副鼻腔炎や鼻炎と言われて治療を続けているのに、

・のどへ流れる感じが続く
・痰が絡む
・何度も繰り返す
・薬を飲んでもすっきりしない

このようなお悩みは少なくありません。

実際の漢方相談を長年続ける中で感じているのは、
副鼻腔炎や鼻炎など「鼻タイプ」の後鼻漏が長引く背景には、
「身体の処理力を超えてしまっている状態」
が関係しているケースが多いということです。

本来、身体の中の余分な水は、
便・尿・汗などから自然に外へ排泄されます。

しかし、

・食べ過ぎ
・飲み過ぎ
・疲労
・睡眠不足
・胃腸への負担
などが重なることで、
身体がうまく処理しきれなくなるケースがあります。

その結果として、
余分な水や粘液が、
鼻水や後鼻漏という形で現れていることも少なくありません。

実際の相談でも、
・食後に悪化する
・甘い物で増える
・飲み過ぎた翌日にひどくなる
・胃もたれしやすい
・疲れると痰が増える
このような傾向が見られるケースは少なくありません。

そのため後鼻漏を改善していくためには、
単に鼻だけを見るのではなく、
「身体全体の処理バランス」
を整えていく視点が大切になります。


■なぜ後鼻漏は長引いて繰り返すのか?
後鼻漏が長引いている方では、
・食後に悪化する
・甘い物で増える
・飲み過ぎた翌日にひどくなる
・胃もたれしやすい
・痰が増えやすい
このような傾向がよく見られます。

実際の相談でも、
「食べ過ぎた後に悪化する気がする」
「水分を意識して増やしてからつらい」
「疲れると痰が増える」
というケースは少なくありません。

今までの漢方相談の経験から感じるのは、
後鼻漏が治らない背景には、
「身体の処理力」と「体へ入れる量」のバランスの崩れ
が関係しているケースが多いということです。

どれだけ身体に良いと言われるものでも、
今の身体にとって処理しきれない状態であれば、
負担になってしまいます。

実際の相談では、
大きく3つのタイプがあります。

① 「入れる量」が多いタイプ
このタイプは、
・水分をかなり多く飲む
・甘い物や冷たい物が多い
・食べ過ぎると悪化する
・健康のために色々摂っている
という傾向があります。

身体の状態が大きく崩れていなくても、
入れる量が多すぎることで、
処理が追いつかなくなっている状態です。


② 「処理力」が低下しているタイプ
こちらは、
・疲れやすい
・胃もたれしやすい
・食後に眠くなる
・冷えやすい
・胃腸が弱い
という傾向があります。

このタイプは、
体へ入れる量が普通でも、
処理する力そのものが低下している状態です。

漢方では、
「脾(ひ)は生痰(せいたん)の源」
と言われ、胃腸の働きと痰・鼻水は深く関係すると考えます。


③ 「入れる量」も多く、「処理力」も低下しているタイプ
実際には、このタイプがかなり多く見られます。

・食べ過ぎ
・飲み過ぎ
・疲労
・睡眠不足
・胃腸への負担
などが重なり、
身体が処理しきれない状態になっています。

後鼻漏を繰り返す方では、
このような負担の積み重なりが、
背景にあるケースも少なくありません。


■後鼻漏を改善するために大切なこと
大切なのは、
「無理に出そうとすること」
ではなく、
「身体全体の処理力を整えること」
です。

実際の相談では、
・空腹で食べる
・腹八分目を意識する
・食べる量を見直す
・水分の飲み方を調整する
こうしたことから変化するケースも少なくありません。

さらに、
・軽い運動
・半身浴
・睡眠を整える
などによって、
身体全体の巡りや回復力が変わることもあります。

後鼻漏では、
鼻だけを見るのではなく、
「身体全体でどう処理しているか」
という視点が重要になります。


■ただし後鼻漏には「別タイプ」もあります
ここまでお伝えしたのは、
「粘液の量が多い後鼻漏」
についてです。

しかし実際のご相談では、
別のタイプについても考える必要があると、
経験的に感じています。

それは、
「粘液をうまく流せない後鼻漏」
です。

・のどに張り付く
・痰がある感じがするのに出せない
・少量でも気になる
・朝だけ少し出る

このような場合は、
単純な水分量だけではなく、
上咽頭(じょういんとう)粘膜の
「流す働き」
そのものが低下しているケースがあります。

このタイプでは、
粘液をうまく流せなくなっているため、
耳鼻科治療や去痰薬だけでは改善しにくいことがあります。

なぜその状態が起こるのか、
なぜ長引きやすいのかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい
上咽頭炎が治らない理由|Bスポット治療でも改善しない人に多い3つの要因


■まとめ
副鼻腔炎や鼻炎など、
「鼻タイプ」の後鼻漏が長引く背景には、
「身体全体の処理力を超えてしまっていること」
が関係しているケースがあります。

その結果、
身体の中の余分な水や粘液を処理しきれず、
鼻水や後鼻漏として現れていることも少なくありません。

特に実際の相談では、
・胃腸への負担
・食べ過ぎ
・飲み過ぎ
・疲労
・睡眠不足
などが重なっているケースも少なくありません。

後鼻漏では、
単に鼻だけを見るのではなく、
・身体全体の処理力
・胃腸の状態
・食事量
・水分とのバランス
を整えていくことが大切になります。

また後鼻漏には、
「粘液の量が多いタイプ
だけではなく、

「粘液をうまく流せない(張り付く)タイプ」
もあります。

長引く後鼻漏では、
ワンパターンで考えるのではなく、
「今どの状態なのか」
を整理しながら対応していくことが重要です。


■ 和ひのき薬局では
和ひのき薬局では、
後鼻漏という症状名だけではなく、

・どのタイプなのか
・なぜ長引いているのか
・身体が何を処理しきれなくなっているのか
を整理しながら、今の状態に合わせて漢方相談を行っています。

実際の相談では、
・鼻水の量が多いタイプ
・食後に悪化するタイプ
・のどへ張り付くタイプ
・上咽頭炎を繰り返すタイプ
など、同じ「後鼻漏」でも状態はかなり異なります。

これまでの相談経験の中でも、
「後鼻漏=同じ対応」では改善しにくいケースを
数多く見てきました。

長引く後鼻漏でお悩みの方は、
「今の自分がどの状態なのか」
を整理することも大切かもしれません。


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