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後鼻漏を根気よく改善

後鼻漏を根気よく改善

長年の後鼻漏で3年位ずっと症状が続いている
という相談を約半年位前に受けました。

具体的には、鼻水がのどに流れる・いつも痰がからむ
が重い症状で、のどがイガイガする・咳が長引いている
長く話をしていると咳が出るという症状もある
と言うことでした。

他には、カゼを引きやすく、食後に胃もたれを時々する
口呼吸になっていて、いびきもかいている、耳鳴りもある
とのこと。

朝起きると洗面台に必ず向かい、
うがい等行って
数分間は痰を出している。

それまで病院では改善しないということで
漢方を飲んでみたいとご来店いただきました。


漢方を飲みだして、すぐに効果を実感された様で
2か月位経過する時には、不快な状態が
100→10点位に減少したそうです。


後鼻漏は、粘膜の腫れが起こっており
むくみと鬱血が粘膜にあります。

痰が減少して随分と良くなってきても、
粘膜の腫れの改善を行って、
再発しない様に漢方を続けてもらいます。

(漢方薬は、状態に合わせて適宜増減したり
変更したりしていきます。)


この方の場合は、胃腸の弱りから粘膜の弱りが
起こっていると判断して、相談を受けて
胃腸強化・血流改善・むくみ取り・ドロドロした痰を抜く
目的で初めは3つの漢方薬を使いました。

症状が良くなると、痰の状態が改善して
ドロドロからサラサラへ、色も黄色・白色から透明へ
変化して行きました。

症状が無くなったから終わりではなく
後鼻漏が起こりやすい状態を改善しておくことで
再発しにくくなります。

この方の場合は、胃腸強化と血流改善により
粘膜が強化されて、再発しなくなります。



鼻水がのどに落ちなくなるだけでなく
原因から治して、後鼻漏が起こってしまっている
身体を立て直して下さい。

粘膜の弱りが改善されていないと
風邪を引いた時など
折角良くなった後鼻漏が再発しやすいです。