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慢性上咽頭炎・後鼻漏が砂糖で悪くなりやすい理由

慢性上咽頭炎・後鼻漏が砂糖で悪くなりやすい理由

慢性上咽頭炎・後鼻漏が砂糖で悪くなりやすい理由
「甘い物を食べると、のどのネバつきが増える気がする」
「チョコやお菓子のあとに、後鼻漏(こうびろう)が悪化する」
「エヘンエヘンしたくなる感じが強くなる」

慢性上咽頭炎・後鼻漏のご相談では、このようなお話を伺うことがあります。

慢性上咽頭炎・後鼻漏では、
甘い物による「炎症」と「ネバつき」の悪化が、
粘膜を回復しにくくしていることがあります。

もちろん、砂糖を食べたから全員が悪化する訳ではありません。

ただ実際には、慢性上咽頭炎・後鼻漏では、

・炎症が続いている
・粘膜が敏感になっている
・ネバついた粘液が残りやすい
・身体の処理力が落ちている
といった状態が重なっていることがあります。

そのため、甘い物が加わることで、
「炎症」と「ネバつき」がさらに悪化し、
粘膜が回復しきれない状態になっているケースがあります。

実際の漢方相談でも、
「ケーキを食べたあとに、のどのネバつきが増えた」
「ソフトクリームを食べたあとに、後鼻漏が増えた気がする」
と話される方がいます。

特に、
・疲れると甘い物が欲しくなる
・夜にお菓子を食べる
・食後に甘い物を食べる習慣がある
・甘い炭酸飲料やジュースをよく飲む
という方では、症状との関係が見えてくることがあります。


■ 甘い物で「炎症」が長引きやすくなることがあります
甘い物を多く摂ると、血糖値が急激に上がりやすくなります。
すると身体は、
「血糖値を下げなきゃ!」
と反応し、インスリンを多く分泌します。

その結果、今度は血糖値が急激に下がり、
身体は強いストレス状態になりやすくなります。

特に、
・空腹時に甘い物を食べる
・疲れている時にチョコを食べる
・甘い飲み物を頻繁に飲む
といった状態が続くと、
身体は血糖値を維持するために大きく働き続けます。

この時に関係しているのが、「副腎(ふくじん)」です。

副腎からは、
・アドレナリン
・コルチゾール
など、血糖値や炎症をコントロールするホルモンが分泌されています。

しかし、血糖値の乱高下が続くと、
副腎へ負担がかかりやすくなり、
「炎症を落ち着かせる力」
まで低下しやすくなることがあります。

さらに西洋医学では、
・TNF-α
・IL-6
・IL-1β
などの「炎症性サイトカイン」と呼ばれる物質も
増えやすくなると言われています。

炎症性サイトカインは、本来は身体を守るために必要なものです。

ただ、増え過ぎると、
・粘膜の炎症
・ヒリヒリ感
・過敏性
・ネバつき
・違和感
などが落ち着きにくくなることがあります。

慢性上咽頭炎では、
もともと粘膜に炎症が続いている方も少なくありません。

そこへ甘い物が重なることで、
「火がくすぶっている場所へ油を注ぐ」ような状態になり、
炎症が長引いてしまうことがあります。

もちろん、砂糖だけが原因ではありません。

ただ、炎症が続いている粘膜では、
「甘い物による血糖値の乱高下」
が、回復しきれない状態を後押ししているケースがあります。

和ひのき薬局では、
「炎症があるかどうか」
だけではなく、

「なぜ回復しきれないのか?」
という視点を大切にしています。


■漢方では「湿熱(しつねつ)」が作られていくと考えます
中医学(漢方)では、甘い物の摂り過ぎによって、
身体の中に「湿熱(しつねつ)」が作られる
と考えることがあります。

湿熱とは、
・湿(余分な水分・ネバつき)
・熱(炎症・赤み・ヒリヒリ)
が重なった状態です。

慢性上咽頭炎・後鼻漏で、
・ネバつく
・張り付く
・黄色い痰が出る
・ヒリヒリする
・口の中がネバつく
といった方では、

この湿熱が関係しているケースも少なくありません。


■甘い物が続くと、まず「脾(ひ)」が弱りやすくなります
中医学では、甘い物の摂り過ぎは
「脾(ひ)」へ負担をかけやすいと考えます。

脾(≒胃腸)とは、消化吸収や水分代謝を担う働きです。

本来、脾は
・食べた物を消化する
・必要な栄養へ変える
・余分な水分を処理する
という役割をしています。

しかし、

・チョコ
・お菓子
・甘い飲み物
・砂糖の多い食品
・間食の習慣
などが続くと、脾が疲れやすくなります。

すると、
身体の中で余分な水分を処理しきれなくなり、
・ベタついた水分
・痰のもと
・ネバつき
が溜まりやすくなります。

これが「湿(しつ)」です。

実際の相談でも、
・食後に後鼻漏が増える
・朝にネバつきが強い
・身体が重だるい
・頭が重い
・胃もたれしやすい
という方では、

この「湿」が関係している印象があります。

つまり、

「入ってくる量」に対して、
「身体の処理力」が追いついていない状態とも言えます。

どんなに身体に良いと言われるものでも、
今の身体が処理しきれなければ負担になることがあります。

和ひのき薬局では、
「何を食べるか」だけではなく、
「今の身体が処理できる状態か?」
という視点も大切にしています。


■湿が長引くと、今度は「熱」を帯びやすくなります
さらに、湿が長く停滞すると、
今度は「熱」を持ちやすくなります。

例えるなら、
「ジメジメした場所が熱を持ってこもる」
ようなイメージです。

すると、
・炎症
・赤み
・ヒリヒリ感
・黄色い痰
・ネバついた後鼻漏
・口の苦味
・口臭
などが出やすくなることがあります。

これが「湿熱(しつねつ)」です。

つまり、
「甘い物で脾が弱る」
 ↓
「湿が増える」
 ↓
「湿が熱化する」
 ↓
「湿熱になる」
という流れです。

慢性上咽頭炎・後鼻漏では、
最初は単なる水分停滞だったものが、
長引くことでネバついた炎症状態へ
変化している方も少なくありません。

そのため、
・甘い物
・食べ過ぎ
・間食
・夜のお菓子
などが続くと、

湿熱をさらに悪化させてしまうことがあります。


■「炎症」と「湿熱」は重なる部分があります
西洋医学では、炎症性サイトカインによる
「炎症反応」として説明される部分を、
漢方では、「湿熱」という状態として
整理することがあります。

表現は違いますが、
・ネバつく
・熱感がある
・炎症が続く
・ベタつく
・粘膜が落ち着かない

という状態を説明している点では、
共通している部分もあります。

和ひのき薬局では、病名だけではなく、
「今、身体の中で何が起きているのか?」
という状態を整理しながら漢方相談を行っています。


■湿熱が増えると、後鼻漏以外にも様々な症状が出やすくなります
慢性上咽頭炎・後鼻漏の方では、鼻やのどだけでなく、
・頭が重い
・身体がだるい
・胃もたれしやすい
・集中力が続かない
・舌苔がベタつく
といった状態を伴うこともあります。

これは単に「鼻だけ」の問題ではなく、
身体全体の処理力が落ちているサインかもしれません。

特に和ひのき薬局では、
「今の身体が、入ってきたものを処理しきれているか?」
という視点を大切にしています。


■砂糖が「絶対にダメ」という訳ではありません
ここは誤解してほしくない部分です。

慢性上咽頭炎・後鼻漏だからといって、
甘い物を完全に禁止する必要がある訳ではありません。

大切なのは、「今の身体に合っているか」です。

例えば、
・疲労が強い時
・胃腸が弱っている時
・睡眠不足の時
・食べ過ぎが続いている時
などは、甘い物の影響を受けやすくなることがあります。

逆に、身体が整ってくると、
以前ほど気にならなくなる方もいます。


■甘い物が欲しい時は「干し芋」などへ置き換える
実際の相談では、
「甘い物をゼロにする」
よりも、

「負担を減らす」
方向で考えることが多いです。

例えば、
・干し芋
・焼き芋
・温かいお茶
・食べる時間を早める
などへ少しずつ変えていくだけでも、
後鼻漏やネバつきが変化する方はいます。

特に干し芋は、
・噛む回数が増える
・満足感が出やすい
・冷やしにくい
という面もあり、
間食の見直しとして提案することがあります。


■慢性上咽頭炎・後鼻漏では、局所だけでなく全身状態を見ることも大切です
慢性上咽頭炎・後鼻漏では、
「鼻だけ」
「のどだけ」
を見ていても、改善しきれないケースがあります。

実際には、
・粘膜の状態
・胃腸の負担
・食習慣
・睡眠
・疲労
・身体の処理力
なども関係しながら、ネバつきや違和感が長引いていることがあります。

和ひのき薬局では、単に症状を抑えるだけではなく、
「今の身体が、なぜ回復しにくくなっているのか?」
という状態整理を大切にしながら、漢方相談を行っています。


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