昨年の3月からご縁をいただいて
これまで漢方薬・滋養強壮剤を
続けてい頂いている70代女性の方。

病院では、リウマチ科・糖尿病内科・腎蔵内科
に受診中。

先月のご来店時に
「気温が徐々に下がるにつれ足先が冷えてきて
最近は特に冷たい」と言われました。

補陽（温める）薬は飲んで頂いているので
冷えによる血瘀（血の滞り・血流低下）が原因と
判断し、活血（血液の流れを良くする）薬を
追加してもらいました。


それから約1か月経過した先日
ご来店され経過を伺うと・・・・

・靴下2重履きをしなくても良くなった
・スリッパを履かなくても床が歩ける
・布団の中に加温器を入れなくても良くなった
等々足先の冷えがどういう風に良くなったか教えてくれました。

温める漢方薬を飲んで随分と調子が良くなったのですが
一年で一番寒いこの時季、どうしても冷えの影響は
出るものです。

夏と冬では気温が違いますし、梅雨時と秋では湿度も異なります。

漢方薬は、十人十色の体質に合わせて、
また季節・気候に合わせて、
上手に飲み分けていく必要があると思います。

相談薬局の存在意義・存在価値は、
お客様に合わせて必要な薬＆養生をご提案する所であり
インターネットで単にモノとして薬だけを買う場合とは全く違いますし
十人一色の西洋医学（病院・調剤薬局）とも異なります。

症状を「原因」から考え、必要な漢方＆養生を提案して
結果として喜んでいただけると
「漢方相談をやっていて良かった」と思えます。

これからもしっかりと弁証論治を行って
お客様のお役に立てるように研鑚します。


「毎日を笑顔で過ごすお手伝い」