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漢方開始後のステロイド使用

漢方開始後のステロイド使用

アトピーの状態が悪くて
グジュグジュ・ひどい痒み・真っ赤等で
ステロイドを塗っていても良くならない場合に
漢方相談に来られるケースは多いです。


このようなケースの場合は、
身体の中に溜まってしまったゴミ(不要な水分・不要な熱)が
皮膚に溢れ出してきた状態ですので、
まずはゴミを身体から出すことから行っていきます。

大便は、バナナ便がしっかりと出る様になったら
また、小便は、濃い黄色から薄い黄色に変わる様になったら
随分と身体からゴミが抜けてきたサインになります。

この際に、不要なゴミになりやすい飲食は
避ける様にすることは必須になります。

特にアトピーがひどい時には、
食事は和食中心、間食は中止です。


こういう時に、漢方で治したいからと
ステロイドを急に中止すると
漢方を飲み始めて一気に黄色い汁が溢れたり
することが時に起こります。

これまで抑えてきたゴミの抑え(ステロイド)がなくなり
皮膚にゴミはあふれ出た感じです。

使用してきたステロイドの強さと量に寄りますが
急に漢方を始めたからと言ってステロイドを中止することは
おすすめしません。

一気に止めた後には、全身の気虚(エネルギー消耗による)や
自律神経失調の様な不調が出てしまうこともあり
日常生活に支障が出る場合も起こりうるからです。

効かなくなったステロイドは、再び効くようになっていきますし
だんだんと使わなくてもアトピーが落ち着いてきますので
漢方を飲みながら、酷い部分にはステロイドは
塗っておいた方が無難と考えています。

(そもそも自己判断で自分勝手にステロイドを使っている方も多いです)

ただし、どうしても使いたくない方は
お伝えする生活養生はマックスで守って下さい。

アトピーの改善には、ステロイドの使用が長い人
アトピー歴が長い人、年齢が上な人ほど
時間は要するように感じます。

焦らずに根気よく取り組んで下さい。

アトピーは単純ではなく
状態変化の波が大きい時など
真剣に相談を受けていますので、
こちらも集中できる状態で臨む必要があります。

必ず予約してお越しくださいませ。