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アトピーで外用薬の調節は大事

アトピーで外用薬の調節は大事

夏季のスキンケアについては
色々と考えて行ってもらいます。

基本ワセリンの様な油性のモノは
夏は避けるように指導しています。
(=お勧めしていません)

気温が高いと熱がこもりやすいし
汗も出やすいので汗でかゆみも出ます。

しかし、クーラーの中に居たら
乾燥してかゆみも出たりします。

当然ながら、そもそもの皮膚の状態で
炎症が軽いかどうか、乾燥がひどいかどうか
キズや痂皮(かさぶた)の程度はどうか
などを考慮します。

例えば、アトピーで黄色い汁が出て赤味がある時は
外用で滲みることもあるでしょうから
むしろ控えたりします。


当店にアトピーの漢方相談に来る方は
ほぼ病院でステロイドの外用を使っていて
それでもかゆみや炎症が治まらない方が
来られます。

これまで何を使用していたのか伺うと
一年中ワセリン基材の軟膏を使用していたり
保湿もずっと同じ薬を使っていた方が
ほとんどです。

しかし、上記のような理由から
一年中、しかも皮膚の状態が変わっているのに
同じ外用薬を出し続けるのはいかがなのもかと
思っています。

ですので、漢方を始めた方には
自分で皮膚の状態を見極めて
気温・湿気・炎症の程度・キズの状態により
ローション・クリームの調節ができるよう指導しています。

これができるようになっていくと
皮膚は良い状態を保ちやすくなるので
掻かない様になっていき
より安定してきます。

スキンケアは後々不要な皮膚にしていきたいのですが
自力で潤いを保てるようになるまでは
ローション&クリームを上手に使いこなせる知恵も
身に付けてもらいたいと思います。


漢方と養生とスキンケアの3柱で
皮膚を良い状態に保てるようにしましょう!