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養生で逆を言う時期が来ます。

養生で逆を言う時期が来ます。

食養生を続けてもらい、
アトピーの急性症状の皮膚が改善してくると
漢方薬を変更したり、乾燥感が高まれば
スキンケアの必要性も高まっていきます。

当店に来られるアトピー相談の多くは、
炎症が激しい赤味・痒み・黄色い汁等
起こしているので、初期の頃は特に食養生を
厳しく守ってもらうようにお伝えしています。

炎症が、落ちついてくるとかゆみの理由も
乾燥からの場合が多くなる傾向がありますが
食養生も以前よりは緩くして
厳しく注意しなくなります。

(ただし、基本的には間食はおすすめしていません。)


動物性は植物性と比べて消化に時間がかかり
胃腸の負担になるので、量を減らしてもらいます。

これは、胃腸の弱い赤ちゃんに
離乳食を与える時
動物性のものを始めから多く与えたりしないのと
同じです。

しかし。食事の中味を
かなり厳しく注意している方には、
むしろこの時期には、控えていた
動物性のものも口にしてもらったりします。

いつまでも動物性のものもないと
バランスが悪いためです。

そして仮に皮膚が悪化した時には
何をどれ位口にしたとか覚えておき
悪化させやすさを種類と量で
感覚的に覚えていくことも必要になります。

毎食自宅でご飯を食べられる訳ではありませんし
お付き合いで外食になる場合に
油が多く野菜が少ない時も出てくるので、
その後のバランスをどうすると良いのか試していきます。

こうして症状を大きく崩れない程度に上下しながらも
その「波を自分で安定させられる感覚」を身に付けないと
漢方薬と言えども、いつまでも薬頼みになります。

波を自分で安定させられる感覚というのは、
アトピーを悪化させるものでも
これ位までなら口にしても問題ないとか
自分の体調で判断できる様になるという意味です。

症状の安定の一つの目安に、「食養生を緩めて良いよ」
とこれまでとは逆のことを言う時がありますが
急性症状で漢方を飲み始めた方は、
まずはここまで早く来れると良いですね。