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アトピー漢方薬の加減

アトピー漢方薬の加減

2019.7/3

落ち着いていた状態から
気温が上がってきて
アトピーが爆発してしまった
20代男性

ようやく炎症が取れてきて
赤味は薄くなって茶色へ
黄色い汁は全く無くなり
ひとまず急性症状が落ち着いてきました。

それまで湿熱を抜くために
清熱していましたが
大便の出方にあまり変化なく
ベタベタで残便感が残っていました。

ここに来て、快便になり
すっきり出せるようになって
皮膚がかなり改善しました。

便通は大事です。

そして次の段階へ進み
バリア力を高めたいのですが
本人も楽になって漢方を
飲み忘れる回数が増えていました。

今の時期の気温と湿気が高い状態では
いつ悪化するか不安定です。

その皮膚の状態が漢方の効果か
気候変化の影響か判断が難しいので
そのまま2週間継続して
しっかり飲んでもらう様にしました。

本人は楽になったと安心した様ですが
潤いを高めてバリア力を高める漢方を
加えるタイミングは難しいです。

急性の赤味や黄色い汁があって
真っ赤でジュクジュクしていたら
しっかりと冷まして余分な熱を抜いて
おく必要があります。

それから潤いを高めますが
胃腸や血流や臓器の状態により
使用する漢方は個々で異なります。

早く代えすぎると
赤味が出てしまい
しばらくすると
再び汁が出てくる事も実際あります。

このように
切り換える時期は簡単ではなく
今の時期の気温と湿度では
より判断が難しいです。

ある程度症状が落ち着いてきても
しっかり漢方は続けて下さい。

ぶり返さない様に
しっかりフォローして
バリア力をしっかり高めてもらいたい
と思っています。