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後鼻漏と鼻汁について

後鼻漏と鼻汁について

2020.4.13

鼻汁は鼻腔内粘膜から
一日数リットル分泌されている
と言われています。

そのうち約7割は
再吸収されリサイクルされます。

一方、リサイクルされない
約3割の鼻汁(およそ1~1.5Ⅼ位)を
「鼻漏」と言い、
鼻腔内から排除されます。

前方(外鼻孔)から
例えば鼻をかんだ時に出る鼻漏を
「前鼻漏」と言います。

後方から
のどへ流れて胃まで送られる鼻漏を
『後鼻漏』と言います。


前鼻漏は自覚できますが
後鼻漏は無意識に
飲み込まれているので
通常自覚されません。

つまり『後鼻漏』は
正常な生理的現象
と言えます。

しかし

後鼻漏が意識されるようになった場合は
どこか異常が起こっている
と考えられます。

後鼻漏が続く場合に
原因から治していかないと、
咳やのどのイガイガや痰の絡みなど
誘発されて長く続くことが
問題になります。


和ひのき薬局では、
後鼻漏が意識される理由を
中医学の視点で考え
一時抑えでなく
根本原因から対処します。

胃腸の強さ・血流・冷え・飲食など
色々と理由は考えられますが
特に鼻の不調が根本の場合には、
『粘膜の腫れ』を改善させることが
重要となります。

『粘膜の腫れ』は
「うっ血&むくみ」が起こっているので
それらがどうして起こっているのか?
を体質や習慣から考えていきます。

後鼻漏の相談は、
じっくりと話を伺ってからでないと
その方にとっての改善策を
ご提案することができません。

現在の症状や過去の治療歴など
しっかり問診し
大小便や普段の飲食などを確認して
その方に合わせて
必要な漢方薬と養生法を探ります。

これまで後鼻漏が長引いてお困りの方は
原因から考えて
根本的に改善するようにして下さい。