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後鼻漏が食後に悪化する理由|食べると痰が増える人の共通点と整え方
後鼻漏(こうびろう)が
食後に悪化する、
食べると痰が増える――
このようなご相談はとても多く見られます。
食事に気をつけているのに、
後鼻漏(こうびろう)や上咽頭炎がなかなか良くならない。
それどころか、
・食後になると痰が増える
・のどの違和感が強くなる
そんな状態が続いていませんか?
本来、食事は身体を整えるためのものです。
それなのに、食後に悪化してしまう。
このときに多く見られるのが、
「食事の内容よりも、今の身体が処理できる量とのズレが起きている」
というズレも考えられます。
一般的に言われる食養生が間違っているわけではありません。
ただ、今の身体の状態によっては、
内容ではなく「量」が負担になることもあります。
■後鼻漏が食後に悪化する理由|食べると痰が増えるのはなぜか?
ここで大切なのは、
「何を食べるか」だけではなく、
「今の身体がどう反応するか」という視点です。
どんなに身体に良いとされる食事でも、
身体にとって量が多くなり処理できない状態であれば、
負担になります。
例えば、
・食後に眠くなる
・だるくなる
・胃もたれがある
・痰や違和感が増える
こうした変化がある場合、
「今は食事内容よりも量が合っていない」
という身体からのサインとして考えることができます。
■食後に痰が増える・後鼻漏が悪化する人の特徴
後鼻漏が長引いている方に共通して多いのが、
食後のこのような変化です。
・食後に強い眠気が出る
・身体が重くなる
・胃が張る、もたれる
・痰や鼻水が増える
・のどの違和感が強くなる
これらは単なる体調の問題ではなく、
「処理しきれていない状態」
を示している可能性があります。
■なぜ、食後に後鼻漏が増えるのか?
ここで一つ、分かりやすい考え方があります。
それが「処理力」です。
身体の処理力を
「100」と「50」でイメージしてみてください。
体調が良いとき(処理力100)であれば、
ある程度食べても問題なく処理できます。
80くらいまで入れても大丈夫な状態です。
しかし、体調が落ちているとき(処理力50)では、
40くらいに抑えないと負担になります。
ここで重要なのは、
「何を食べるか」よりも「どれだけ処理できる状態か」
という視点です。
どんなに良いものでも、
処理できない状態で入れれば負担になり、
そしてそのサインが、
・食後の眠気
・だるさ
・胃もたれ
として現れます。
問題は食事の内容だけではなく、
「処理できる状態かどうか」
です。
これは自分で食べすぎたとは思っていなくても、
「処理しきれていない状態」
として考えることが大切です。
■ここがポイント(排泄との関係)
また、後鼻漏は
「入れる(食事)」だけでなく、
「出せるかどうか(排泄)」も大きく関わります。
身体の中で処理しきれなかったものは、
外へうまく排泄できない状態になると、
粘液として滞りやすくなり、後鼻漏として感じやすくなります。
つまり
処理力と排泄力はセットで考える必要があります。
後鼻漏がなかなか改善しない方に多い
「排泄力の低下」については、こちらで詳しく解説しています。
→ 後鼻漏が治らない原因|鼻(副鼻腔炎・鼻炎)タイプに多い7つの特徴と排泄力の関係
■症例:食後に悪化する上咽頭炎による後鼻漏
50代女性
慢性上咽頭炎
痰が絡む、のどにへばりつく感覚があり、
特に「食後に後鼻漏が増える」状態でした。
食事内容は
朝:ご飯+味噌汁+前日の残り
昼:ご飯+味噌汁
夜:ご飯+おかず(揚げ物が多め)
一見すると、極端に乱れている印象はありません。
胃腸を整える漢方と巡りを良くする漢方をお渡しし、
まずは身体への負担を減らす目的で
朝食を抜いて様子を見ることにしました。
すると一時的に症状は当初の70%まで減少しました。
しかし、1ヶ月ほどすると、
朝食べていないのに再び悪化。
ここで改めて会話して振り返ると、
本当の問題は「夜の食事量」にありました。
なお、詳しく後鼻漏が起こっている理由は、
問診の内容と舌診(胖大・歯痕・白膩苔)から、
上咽頭だけでなく、
鼻の粘膜にも炎症(うっ血やむくみ)が広がっているタイプ
と判断しています。
※舌の状態から、体の中で「余分な水分が滞りやすい状態」が見られ、
粘膜のむくみや排泄の低下が関係していると考えられます。
症状だけでなく、体の状態を見て判断しています。
ご家族と一緒に食事をすることで、
自然と量が多くなり、
・食後に眠くなる
・だるくなる
・胃もたれがある
といったサインが出ていたのです。
つまり、
身体が処理しきれていない状態だった
ということです。
そこで
・食事量を見直す
・食後に不調が出ないラインに調整する
これを続けていくと、
症状は上下しながらも改善し、
3ヶ月後には当初の10%程度まで減少しました。
さらに
・食後のだるさがなくなる
・胃もたれが消える
といった変化も現れました。
※体重も自然に減少し、一石二鳥という結果に
■後鼻漏を悪化させる食習慣
この症例から分かるのは、
問題は「食事内容」だけではないということです。
・どのくらい食べているか
・どんな状態で食べているか
・身体が処理できているか
このバランスが崩れると、
食後に後鼻漏は悪化します。
特に多いのは
・食べ過ぎ(自分では多いと思っていない)
・夜の食事量が多い
・疲れている状態での食事
といったケースです。
■後鼻漏を整える食事の考え方
炎症を抑えるために、一般的には
・甘いもの
・油っこいもの
・乳製品
・加工食品
などは控えた方が良いと言われます。
ただし、ここで大切なのは
知識そのものではありません。
これらを食べたあとに
・痰が増えないか
・のどに違和感が出ないか
・食後にだるくならないか
「身体がどう反応しているかを見ること」
知識は方向を示すだけで、
答えは身体の反応の中にあります。
■身体の声を聞くということ
例えば
・食後どうなるか
・翌日どうなるか(特に朝)
これを丁寧に見ていくことで、
自分に合うラインが分かってきます。
最初は少し厳しめに整えて、
そこから少しずつ確認していく。
この積み重ねが
「自分の身体を扱える状態」
につながっていきます。
■和ひのき薬局の漢方相談
店主の神谷は、自身のアトピーの経験と、
これまでの多くの症例から
「なぜ悪化したのか」
「どこがずれているのか」
そのパターンを数多く見てきました。
だからこそ、一緒に振り返りながら
身体の声に気づけるようにサポートしています。
身体を通して、自分の操縦席に戻る
そのための漢方相談です。
■まとめ
正しい食事ではなく、
「身体が処理できる量に合った食事」が整えます
食後に後鼻漏が悪化する場合、
それは身体からの大切なサインかもしれません。
※食後に後鼻漏が悪化するのは、
身体の処理とのズレが原因です
身体の声が分かるようになると、
後鼻漏は「振り回される症状」から
「調整できる状態」へ変わっていきます。
■ご相談について
もし、
・食事に気をつけているのに良くならない
・食後に悪化する原因が分からない
・自分に合っている食事が分からない
このように感じている場合は、
一度、今の状態を整理してみることが大切です。
後鼻漏は「食べ物の良し悪し」だけで決まるものではなく、
その時の体の状態によって反応が大きく変わります。
和ひのき薬局では、
これまでの経過や生活習慣を一緒に振り返りながら
「なぜ悪化しているのか」
「どこにズレがあるのか」
を整理し、今の状態に合った整え方をご提案しています。
一人で判断が難しい場合は、お気軽にご相談ください。
今回のように、
後鼻漏は一つの原因だけで起きているのではなく、
いくつかの要因が重なっているケースが多く見られます。
今回のケースも、その中の一つのタイプに過ぎません。
実際には体質や生活背景によって、
原因や整え方は大きく変わってきます。
■ あわせて読みたい
「のどの違和感やエヘン虫が続く」
「Bスポット治療をしても良くなりきらない」
そんな方は、上咽頭の粘膜の回復がうまくいっていない可能性があります。
→上咽頭炎が治らない理由|Bスポット治療でも改善しない人に多い3つの要因
食後に悪化する、
食べると痰が増える――
このようなご相談はとても多く見られます。
食事に気をつけているのに、
後鼻漏(こうびろう)や上咽頭炎がなかなか良くならない。
それどころか、
・食後になると痰が増える
・のどの違和感が強くなる
そんな状態が続いていませんか?
本来、食事は身体を整えるためのものです。
それなのに、食後に悪化してしまう。
このときに多く見られるのが、
「食事の内容よりも、今の身体が処理できる量とのズレが起きている」
というズレも考えられます。
一般的に言われる食養生が間違っているわけではありません。
ただ、今の身体の状態によっては、
内容ではなく「量」が負担になることもあります。
■後鼻漏が食後に悪化する理由|食べると痰が増えるのはなぜか?
ここで大切なのは、
「何を食べるか」だけではなく、
「今の身体がどう反応するか」という視点です。
どんなに身体に良いとされる食事でも、
身体にとって量が多くなり処理できない状態であれば、
負担になります。
例えば、
・食後に眠くなる
・だるくなる
・胃もたれがある
・痰や違和感が増える
こうした変化がある場合、
「今は食事内容よりも量が合っていない」
という身体からのサインとして考えることができます。
■食後に痰が増える・後鼻漏が悪化する人の特徴
後鼻漏が長引いている方に共通して多いのが、
食後のこのような変化です。
・食後に強い眠気が出る
・身体が重くなる
・胃が張る、もたれる
・痰や鼻水が増える
・のどの違和感が強くなる
これらは単なる体調の問題ではなく、
「処理しきれていない状態」
を示している可能性があります。
■なぜ、食後に後鼻漏が増えるのか?
ここで一つ、分かりやすい考え方があります。
それが「処理力」です。
身体の処理力を
「100」と「50」でイメージしてみてください。
体調が良いとき(処理力100)であれば、
ある程度食べても問題なく処理できます。
80くらいまで入れても大丈夫な状態です。
しかし、体調が落ちているとき(処理力50)では、
40くらいに抑えないと負担になります。
ここで重要なのは、
「何を食べるか」よりも「どれだけ処理できる状態か」
という視点です。
どんなに良いものでも、
処理できない状態で入れれば負担になり、
そしてそのサインが、
・食後の眠気
・だるさ
・胃もたれ
として現れます。
問題は食事の内容だけではなく、
「処理できる状態かどうか」
です。
これは自分で食べすぎたとは思っていなくても、
「処理しきれていない状態」
として考えることが大切です。
■ここがポイント(排泄との関係)
また、後鼻漏は
「入れる(食事)」だけでなく、
「出せるかどうか(排泄)」も大きく関わります。
身体の中で処理しきれなかったものは、
外へうまく排泄できない状態になると、
粘液として滞りやすくなり、後鼻漏として感じやすくなります。
つまり
処理力と排泄力はセットで考える必要があります。
後鼻漏がなかなか改善しない方に多い
「排泄力の低下」については、こちらで詳しく解説しています。
→ 後鼻漏が治らない原因|鼻(副鼻腔炎・鼻炎)タイプに多い7つの特徴と排泄力の関係
■症例:食後に悪化する上咽頭炎による後鼻漏
50代女性
慢性上咽頭炎
痰が絡む、のどにへばりつく感覚があり、
特に「食後に後鼻漏が増える」状態でした。
食事内容は
朝:ご飯+味噌汁+前日の残り
昼:ご飯+味噌汁
夜:ご飯+おかず(揚げ物が多め)
一見すると、極端に乱れている印象はありません。
胃腸を整える漢方と巡りを良くする漢方をお渡しし、
まずは身体への負担を減らす目的で
朝食を抜いて様子を見ることにしました。
すると一時的に症状は当初の70%まで減少しました。
しかし、1ヶ月ほどすると、
朝食べていないのに再び悪化。
ここで改めて会話して振り返ると、
本当の問題は「夜の食事量」にありました。
なお、詳しく後鼻漏が起こっている理由は、
問診の内容と舌診(胖大・歯痕・白膩苔)から、
上咽頭だけでなく、
鼻の粘膜にも炎症(うっ血やむくみ)が広がっているタイプ
と判断しています。
※舌の状態から、体の中で「余分な水分が滞りやすい状態」が見られ、
粘膜のむくみや排泄の低下が関係していると考えられます。
症状だけでなく、体の状態を見て判断しています。
ご家族と一緒に食事をすることで、
自然と量が多くなり、
・食後に眠くなる
・だるくなる
・胃もたれがある
といったサインが出ていたのです。
つまり、
身体が処理しきれていない状態だった
ということです。
そこで
・食事量を見直す
・食後に不調が出ないラインに調整する
これを続けていくと、
症状は上下しながらも改善し、
3ヶ月後には当初の10%程度まで減少しました。
さらに
・食後のだるさがなくなる
・胃もたれが消える
といった変化も現れました。
※体重も自然に減少し、一石二鳥という結果に
■後鼻漏を悪化させる食習慣
この症例から分かるのは、
問題は「食事内容」だけではないということです。
・どのくらい食べているか
・どんな状態で食べているか
・身体が処理できているか
このバランスが崩れると、
食後に後鼻漏は悪化します。
特に多いのは
・食べ過ぎ(自分では多いと思っていない)
・夜の食事量が多い
・疲れている状態での食事
といったケースです。
■後鼻漏を整える食事の考え方
炎症を抑えるために、一般的には
・甘いもの
・油っこいもの
・乳製品
・加工食品
などは控えた方が良いと言われます。
ただし、ここで大切なのは
知識そのものではありません。
これらを食べたあとに
・痰が増えないか
・のどに違和感が出ないか
・食後にだるくならないか
「身体がどう反応しているかを見ること」
知識は方向を示すだけで、
答えは身体の反応の中にあります。
■身体の声を聞くということ
例えば
・食後どうなるか
・翌日どうなるか(特に朝)
これを丁寧に見ていくことで、
自分に合うラインが分かってきます。
最初は少し厳しめに整えて、
そこから少しずつ確認していく。
この積み重ねが
「自分の身体を扱える状態」
につながっていきます。
■和ひのき薬局の漢方相談
店主の神谷は、自身のアトピーの経験と、
これまでの多くの症例から
「なぜ悪化したのか」
「どこがずれているのか」
そのパターンを数多く見てきました。
だからこそ、一緒に振り返りながら
身体の声に気づけるようにサポートしています。
身体を通して、自分の操縦席に戻る
そのための漢方相談です。
■まとめ
正しい食事ではなく、
「身体が処理できる量に合った食事」が整えます
食後に後鼻漏が悪化する場合、
それは身体からの大切なサインかもしれません。
※食後に後鼻漏が悪化するのは、
身体の処理とのズレが原因です
身体の声が分かるようになると、
後鼻漏は「振り回される症状」から
「調整できる状態」へ変わっていきます。
■ご相談について
もし、
・食事に気をつけているのに良くならない
・食後に悪化する原因が分からない
・自分に合っている食事が分からない
このように感じている場合は、
一度、今の状態を整理してみることが大切です。
後鼻漏は「食べ物の良し悪し」だけで決まるものではなく、
その時の体の状態によって反応が大きく変わります。
和ひのき薬局では、
これまでの経過や生活習慣を一緒に振り返りながら
「なぜ悪化しているのか」
「どこにズレがあるのか」
を整理し、今の状態に合った整え方をご提案しています。
一人で判断が難しい場合は、お気軽にご相談ください。
今回のように、
後鼻漏は一つの原因だけで起きているのではなく、
いくつかの要因が重なっているケースが多く見られます。
今回のケースも、その中の一つのタイプに過ぎません。
実際には体質や生活背景によって、
原因や整え方は大きく変わってきます。
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