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相談薬局の利点

相談薬局の利点

今日は、普段大変お世話になっている
中医師の劉桂平先生が訪店してくれまして
色々とお話を伺える良い機会になりました。

途中、来店されたお客様の相談も行ってもらい
偶然にも実際の診察場面も拝見できました。

先生は、日本でも医師の隣に居て
診察を長年やってきたご経験があります。

日本のクリニックでは、どうしても患者さんが多いので
診察時間は長い時でも10分位で
詳しく話ができなかったそうです。

現在はイスクラで漢方の薬屋さんを教える立場に
いらっしゃいますが、そのような経験から
相談薬局が行う良い所は、じっくりと話ができる点と
言われました。

日本の相談薬局は、一人一人時間が取れるので
日常の生活状況を具体的に聞けて、
病気の背景となる原因を特定しやすく、
人に合わせたアドバイスもしっかり行えると言われました。

今回、診てもらったお客様について
症状が長引いている原因をしっかりと探り
症状が起こった理由を伝えて、生活改善を
その方に合わせてお話しされていました。

慢性症状の身体の不調は、原因から治さないと
繰り返します。

例えば、冷えが原因の相談があった時には
温める漢方を使って改善を図りますが
もしも習慣として毎日氷の入ったお茶を
2L飲んでいたとしたら、漢方薬を飲んでも
決して治りません。

その際には、お茶を飲む事を中止することが
必須ですね。

この例は極端ですが、毎日の生活に潜む
本人が気づいていない悪化要因(特に飲食・睡眠・運動・睡眠)
から正して、元気になる方向を示し
体質に合った漢方薬を飲んでもらいたいものです。


そもそも何かあれば病院に行くのが当たり前の日本。

その上、相談薬局の費用は実費で、保険は効きません。

お金以上の価値をお渡ししないと
相談には二度と来てもらえませんし、
却って悪評が立ちます。

実費の薬を買ってもらうことになりますが、
お金儲けの商売だけとは違いますし、
診察費(診てもらうだけでも必要)がかかる医療とも違います。

改めて、相談薬局としての地域における役割として
じっくりと相談できること、そしてお客様と原因から一緒に考え
元気にすることで症状が出ない身体作りのお手伝いに
価値を感じてもらえる様に頑張っていきたいと思いました。

また、対症療法では、決して原因から治していないので、
目先の利益ではなく、例え買ってもらえなくても
根本からの改善を和ひのき薬局は提案して参ります。

劉先生、本日はありがとうございました!!!