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【後鼻漏・副鼻腔炎・咳喘息】痰や鼻汁の「色」を見れば、漢方選びのヒントが見えてきます

後鼻漏・副鼻腔炎・咳喘息で
お困りの方のご相談では、
初回の問診で必ず
お伺いしていることがあります。
それは、
「痰の色や、のどに落ちてくる鼻汁の色・性状」。
一見、些細なことに思えるかもしれませんが、
実はこれが漢方選びに
とても重要なカギになります。
■ 漢方は「病名」だけでは選びません
「後鼻漏だからこの漢方」
「副鼻腔炎と書いてあるからこの漢方」
…と病名や症状だけで
漢方薬を選ぶことはできません。
その理由の一つが、
痰や鼻汁の「色」や「状態」の違いです。
■ 色でわかる身体の状態
痰や鼻汁の色や状態は、
体内の「熱」や「冷え」のサインです。
色・状態 意味するもの
黄色・茶色でドロドロ → 熱がこもっている状態(炎症が強い)
透明でサラサラ → 冷えている状態(代謝・免疫の低下)
白くてネバネバ → 湿(余分な水分)が停滞している
※風邪などの急性症状が重なっていると
これらが混在することもあります。
■ 合わない漢方は「効かない」だけでなく
「悪化」もありえる
「なんとなく良さそう」「効能書きに合ってるから」と、
自己判断で市販の漢方薬を購入する方が少なくありません。
しかし状態に合っていない漢方薬は
逆効果になることもあります。
例えば…
市販薬で有名な「チクナ〇ン」は、
「辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)」
という漢方薬です。
この処方には「石膏」など
熱を冷ます生薬が含まれていて、
黄色く粘りのある鼻汁や痰など
「熱」があるケースには向いています。
ですが
透明でサラサラした鼻水が続いている
「冷え」タイプの方が漫然と飲み続けると
症状が悪化してしまうこともあります。
■ 漢方は「状態の変化」に合わせて変えるもの
また、実際の相談でもよくあるのが、、、
「最初にもらった漢方が効いたので、
以後ずっと同じものを飲み続けていました」
というケース。
しかし、身体は常に変化しています。
良くなったように見えても、
途中で別のバランスが崩れてきたり、
もともとの体質が表に出てきたりと、
状態は動いていきます。
だからこそ
「今のあなたの状態に合った漢方薬」
を定期的に見直すことが
とても大切なのです。
■ 和ひのき薬局の相談スタイル
当薬局では、初回の相談を丁寧に行ったうえで、
2週間に一度くらいのペースで経過を確認し、
その時々に必要な漢方や養生方法を
ご提案しています。
症状を追いかけるだけでなく、
「症状が出ない状態を維持する」ために
必要なことを
一緒に探っていくイメージです。
■ 根本改善は「複雑に絡んだ糸」を少しずつほどくように
長引く後鼻漏や上咽頭炎に
悩まれている方の体は、
たった一つの原因ではなく
いくつもの要因が複雑に絡み合って
症状を長引かせています。
まるで何本もの糸がからまって
ほどけない状態のようなものです。
だからこそ
「信頼できる経験豊富な専門家」と一緒に、
その絡まりを一つずつ丁寧に
ほどいていくことが、
改善への近道になります。
■ まとめ
・漢方薬は「病名」だけでは決まりません
・痰や鼻汁の「色」や「状態」から身体のバランスを見ていきます
・状態に合っていない漢方薬は効かないだけでなく悪化の可能性も
・身体は常に変化しているので、毎回漢方も見直しが必要
・根本改善には信頼できる専門家への定期的な相談が重要
「いろいろ試しても改善しない…」
「どうしても治らない…」
そんなお悩みをお持ちの方は、
ぜひ和ひのき薬局へご相談ください。
丁寧に、あなたの身体の声を一緒に聴いていきましょう
お困りの方のご相談では、
初回の問診で必ず
お伺いしていることがあります。
それは、
「痰の色や、のどに落ちてくる鼻汁の色・性状」。
一見、些細なことに思えるかもしれませんが、
実はこれが漢方選びに
とても重要なカギになります。
■ 漢方は「病名」だけでは選びません
「後鼻漏だからこの漢方」
「副鼻腔炎と書いてあるからこの漢方」
…と病名や症状だけで
漢方薬を選ぶことはできません。
その理由の一つが、
痰や鼻汁の「色」や「状態」の違いです。
■ 色でわかる身体の状態
痰や鼻汁の色や状態は、
体内の「熱」や「冷え」のサインです。
色・状態 意味するもの
黄色・茶色でドロドロ → 熱がこもっている状態(炎症が強い)
透明でサラサラ → 冷えている状態(代謝・免疫の低下)
白くてネバネバ → 湿(余分な水分)が停滞している
※風邪などの急性症状が重なっていると
これらが混在することもあります。
■ 合わない漢方は「効かない」だけでなく
「悪化」もありえる
「なんとなく良さそう」「効能書きに合ってるから」と、
自己判断で市販の漢方薬を購入する方が少なくありません。
しかし状態に合っていない漢方薬は
逆効果になることもあります。
例えば…
市販薬で有名な「チクナ〇ン」は、
「辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)」
という漢方薬です。
この処方には「石膏」など
熱を冷ます生薬が含まれていて、
黄色く粘りのある鼻汁や痰など
「熱」があるケースには向いています。
ですが
透明でサラサラした鼻水が続いている
「冷え」タイプの方が漫然と飲み続けると
症状が悪化してしまうこともあります。
■ 漢方は「状態の変化」に合わせて変えるもの
また、実際の相談でもよくあるのが、、、
「最初にもらった漢方が効いたので、
以後ずっと同じものを飲み続けていました」
というケース。
しかし、身体は常に変化しています。
良くなったように見えても、
途中で別のバランスが崩れてきたり、
もともとの体質が表に出てきたりと、
状態は動いていきます。
だからこそ
「今のあなたの状態に合った漢方薬」
を定期的に見直すことが
とても大切なのです。
■ 和ひのき薬局の相談スタイル
当薬局では、初回の相談を丁寧に行ったうえで、
2週間に一度くらいのペースで経過を確認し、
その時々に必要な漢方や養生方法を
ご提案しています。
症状を追いかけるだけでなく、
「症状が出ない状態を維持する」ために
必要なことを
一緒に探っていくイメージです。
■ 根本改善は「複雑に絡んだ糸」を少しずつほどくように
長引く後鼻漏や上咽頭炎に
悩まれている方の体は、
たった一つの原因ではなく
いくつもの要因が複雑に絡み合って
症状を長引かせています。
まるで何本もの糸がからまって
ほどけない状態のようなものです。
だからこそ
「信頼できる経験豊富な専門家」と一緒に、
その絡まりを一つずつ丁寧に
ほどいていくことが、
改善への近道になります。
■ まとめ
・漢方薬は「病名」だけでは決まりません
・痰や鼻汁の「色」や「状態」から身体のバランスを見ていきます
・状態に合っていない漢方薬は効かないだけでなく悪化の可能性も
・身体は常に変化しているので、毎回漢方も見直しが必要
・根本改善には信頼できる専門家への定期的な相談が重要
「いろいろ試しても改善しない…」
「どうしても治らない…」
そんなお悩みをお持ちの方は、
ぜひ和ひのき薬局へご相談ください。
丁寧に、あなたの身体の声を一緒に聴いていきましょう