ブログ
後鼻漏・副鼻腔炎を体質改善|約40年続いた鼻炎でお困りの症例(60代女性)
鼻水や鼻づまりが長引くと、
「鼻炎ですね」と言われることが多いと思います。
薬を使えば一時的に楽になるけれど、
やめるとまた戻ってしまう。
そんな経験をされている方も多いのではないでしょうか。
実際に相談に来られる方の中にも、
・毎年同じ時期に繰り返す
・何年も良くならず続いている
・鼻は通っているのに、のどに違和感がある
といった悩みを抱えている方が少なくありません。
こうした症状が長引く背景には、
「体質と日々の習慣の積み重ね」
が関係していることが多いです。
今回は、鼻炎・副鼻腔炎・後鼻漏(こうびろう)を
漢方の視点から考えてみたいと思います。
◆鼻炎・副鼻腔炎はなぜ起こるのか
鼻炎とは、
鼻の粘膜に炎症が起き、腫れてむくみが生じている状態です。
もともと鼻の粘膜からは、
1日約1.5Lもの粘液が分泌されています。
そこに炎症による浸出液が加わることで、
粘液量が増え、鼻水として外に出てきます。
さらに炎症が広がると副鼻腔炎となり、
・初めはサラサラしていた鼻水が
・次第にドロドロと粘りを持ち
・場合によっては膿のようになる
といった変化が起こります。
この状態が続くと、
・頭痛、頭重感
・めまい、目の疲れ
・後鼻漏
・耳の詰まりや痛み
・咳ぜんそく
など、さまざまな不調へとつながっていきます。
◆西洋医学で改善しきれない理由
耳鼻科での治療によって
炎症を抑えることはとても大切です。
ただし、
「薬をやめるとまた戻る」
「毎年同じように繰り返す」
という方が多いのも事実です。
これは、
『症状を抑えても、体の中の状態は変わっていない』
からです。
つまり、
「炎症を繰り返す体質が残っている状態」
です。
鼻汁の状態は体からのサイン
漢方では、鼻水の状態も大切なヒントになります。
●サラサラで透明
→冷えが強い状態
→下を向くとストンと落ちる
●黄色・緑色・粘る
→熱がこもっている状態
→出にくく、詰まりやすい
●白くて粘る・クリーム状
→余分な水分(湿)が多い状態
→重だるさ、天気で悪化
また後鼻漏の場合は、
鼻は通っているのに
奥にずっと何かある感じがする
という特徴があります。
◆長引く人に共通する「体質×習慣」
同じ鼻炎でもすぐ良くなる人と何年も続く人がいるのはなぜか。
それは、
体の中で「作られ続けている状態」があるかどうか
です。
これまで多くのご相談を受ける中で特に多いのは
・胃腸が弱く、水分が溜まりやすい
・冷えによって排出力が落ちている
・気の巡りが悪く、滞っている
といった状態です。
◆症例:40年続いた鼻づまりと鼻炎・花粉症が改善
60代女性の方で、
20代から鼻の不調が続いている方が来られました。
左の鼻が詰まりやすく、
春と秋に花粉症があり、
特に春(3月〜梅雨前)は毎年つらく、
耳鼻科に通うのが当たり前の状態でした。
風邪を引くと鼻の奥に違和感が残り、
ここ2年は副鼻腔炎になりやすく、
後鼻漏も気になるようになっていました。
主な症状は
・左の鼻づまり
・のどのイガイガ
・のどの違和感
・咳払い(エヘン虫)
「鼻をかんでも出ないのに奥にある感じ」
が続いていました。
◆なぜ長年治らなかったのか
体の状態を見ていくと、
・低体温(35度台)
・便通が3〜7日に1回
・小便が1日10回以上
・肩こりが強い
という特徴がありました。
これは
・体を温める力が弱く
・水分を処理する力も弱い状態
です。
そのため
余分な水分(湿)が体に溜まり
鼻やのどに症状として現れていた
と考えられます。
◆実は良かれと思って続けていた習慣
さらに生活をうかがうと、
・コーヒー1日3回
・お茶マグカップ3回
・甘いものも一緒に摂る
という習慣がありました。
ご本人は
「水分はしっかり摂った方がいい」
と思って続けていましたが、
実際には
体が処理しきれない水分が増え
さらに胃腸が冷えてしまうことで
『余分な水分(湿)を作り続けている状態』
になっていました。
◆整えたこと
この方には
・水分代謝を整える漢方
・気血を巡らせて体を温める漢方
を使いながら、
・水分の摂り方を見直す
・体を冷やす習慣を少しずつ整える
形で進めていきました。
◆体の変化
比較的早い段階から
・鼻汁の粘りが減る
・色が白から透明に近づく
・朝の後鼻漏の量が減る
・のどのイガイガ、咳払いが減る
といった変化が見られました。
特に
「出せなかったものが出せるようになった」
という変化は、
体が本来の働きを取り戻してきたサインです。
2〜3ヶ月後には症状も軽くなり、
日常生活が楽になったと喜ばれました。
◆症状は「結果」である
この方のように、
鼻やのどの症状だけを見ていても
改善しないケースは少なくありません。
症状はあくまで結果であり、
・体の中で何が起きているのか
・なぜそれが続いているのか
を考えて整えることが大切です。
◆まとめ
鼻の症状は軽く見られがちですが、
体のバランスの乱れを教えてくれるサイン
でもあります。
・なぜ繰り返すのか
・なぜ長引くのか
・どうしたら再発しないのか
ここまで含めて考えることが大切です。
長引く後鼻漏や鼻の不調でお困りの方は、
体質と日々の習慣を見直すこと
から始めてみてください。
もし、
・長年同じ症状を繰り返している
・薬をやめるとまた戻ってしまう
・自分に合った整え方を知りたい
そう感じている方は、
一度ご自身の体質や生活を見直してみることが大切です。
当店では、お一人お一人の状態に合わせて
体質と習慣の両方から整えるご相談を行っています。
体はちゃんとサインを出しています。
その声に気づき、整えていくことが改善への第一歩です。
あわせて読みたい
薬を変えても、対策をしても良くならない。
それには理由があります。
後鼻漏は「鼻だけの問題」ではありません。
長引く根本的な原因はこちらにまとめました。
→後鼻漏が治らない理由|「出せない体」になっていませんか?
「鼻炎ですね」と言われることが多いと思います。
薬を使えば一時的に楽になるけれど、
やめるとまた戻ってしまう。
そんな経験をされている方も多いのではないでしょうか。
実際に相談に来られる方の中にも、
・毎年同じ時期に繰り返す
・何年も良くならず続いている
・鼻は通っているのに、のどに違和感がある
といった悩みを抱えている方が少なくありません。
こうした症状が長引く背景には、
「体質と日々の習慣の積み重ね」
が関係していることが多いです。
今回は、鼻炎・副鼻腔炎・後鼻漏(こうびろう)を
漢方の視点から考えてみたいと思います。
◆鼻炎・副鼻腔炎はなぜ起こるのか
鼻炎とは、
鼻の粘膜に炎症が起き、腫れてむくみが生じている状態です。
もともと鼻の粘膜からは、
1日約1.5Lもの粘液が分泌されています。
そこに炎症による浸出液が加わることで、
粘液量が増え、鼻水として外に出てきます。
さらに炎症が広がると副鼻腔炎となり、
・初めはサラサラしていた鼻水が
・次第にドロドロと粘りを持ち
・場合によっては膿のようになる
といった変化が起こります。
この状態が続くと、
・頭痛、頭重感
・めまい、目の疲れ
・後鼻漏
・耳の詰まりや痛み
・咳ぜんそく
など、さまざまな不調へとつながっていきます。
◆西洋医学で改善しきれない理由
耳鼻科での治療によって
炎症を抑えることはとても大切です。
ただし、
「薬をやめるとまた戻る」
「毎年同じように繰り返す」
という方が多いのも事実です。
これは、
『症状を抑えても、体の中の状態は変わっていない』
からです。
つまり、
「炎症を繰り返す体質が残っている状態」
です。
鼻汁の状態は体からのサイン
漢方では、鼻水の状態も大切なヒントになります。
●サラサラで透明
→冷えが強い状態
→下を向くとストンと落ちる
●黄色・緑色・粘る
→熱がこもっている状態
→出にくく、詰まりやすい
●白くて粘る・クリーム状
→余分な水分(湿)が多い状態
→重だるさ、天気で悪化
また後鼻漏の場合は、
鼻は通っているのに
奥にずっと何かある感じがする
という特徴があります。
◆長引く人に共通する「体質×習慣」
同じ鼻炎でもすぐ良くなる人と何年も続く人がいるのはなぜか。
それは、
体の中で「作られ続けている状態」があるかどうか
です。
これまで多くのご相談を受ける中で特に多いのは
・胃腸が弱く、水分が溜まりやすい
・冷えによって排出力が落ちている
・気の巡りが悪く、滞っている
といった状態です。
◆症例:40年続いた鼻づまりと鼻炎・花粉症が改善
60代女性の方で、
20代から鼻の不調が続いている方が来られました。
左の鼻が詰まりやすく、
春と秋に花粉症があり、
特に春(3月〜梅雨前)は毎年つらく、
耳鼻科に通うのが当たり前の状態でした。
風邪を引くと鼻の奥に違和感が残り、
ここ2年は副鼻腔炎になりやすく、
後鼻漏も気になるようになっていました。
主な症状は
・左の鼻づまり
・のどのイガイガ
・のどの違和感
・咳払い(エヘン虫)
「鼻をかんでも出ないのに奥にある感じ」
が続いていました。
◆なぜ長年治らなかったのか
体の状態を見ていくと、
・低体温(35度台)
・便通が3〜7日に1回
・小便が1日10回以上
・肩こりが強い
という特徴がありました。
これは
・体を温める力が弱く
・水分を処理する力も弱い状態
です。
そのため
余分な水分(湿)が体に溜まり
鼻やのどに症状として現れていた
と考えられます。
◆実は良かれと思って続けていた習慣
さらに生活をうかがうと、
・コーヒー1日3回
・お茶マグカップ3回
・甘いものも一緒に摂る
という習慣がありました。
ご本人は
「水分はしっかり摂った方がいい」
と思って続けていましたが、
実際には
体が処理しきれない水分が増え
さらに胃腸が冷えてしまうことで
『余分な水分(湿)を作り続けている状態』
になっていました。
◆整えたこと
この方には
・水分代謝を整える漢方
・気血を巡らせて体を温める漢方
を使いながら、
・水分の摂り方を見直す
・体を冷やす習慣を少しずつ整える
形で進めていきました。
◆体の変化
比較的早い段階から
・鼻汁の粘りが減る
・色が白から透明に近づく
・朝の後鼻漏の量が減る
・のどのイガイガ、咳払いが減る
といった変化が見られました。
特に
「出せなかったものが出せるようになった」
という変化は、
体が本来の働きを取り戻してきたサインです。
2〜3ヶ月後には症状も軽くなり、
日常生活が楽になったと喜ばれました。
◆症状は「結果」である
この方のように、
鼻やのどの症状だけを見ていても
改善しないケースは少なくありません。
症状はあくまで結果であり、
・体の中で何が起きているのか
・なぜそれが続いているのか
を考えて整えることが大切です。
◆まとめ
鼻の症状は軽く見られがちですが、
体のバランスの乱れを教えてくれるサイン
でもあります。
・なぜ繰り返すのか
・なぜ長引くのか
・どうしたら再発しないのか
ここまで含めて考えることが大切です。
長引く後鼻漏や鼻の不調でお困りの方は、
体質と日々の習慣を見直すこと
から始めてみてください。
もし、
・長年同じ症状を繰り返している
・薬をやめるとまた戻ってしまう
・自分に合った整え方を知りたい
そう感じている方は、
一度ご自身の体質や生活を見直してみることが大切です。
当店では、お一人お一人の状態に合わせて
体質と習慣の両方から整えるご相談を行っています。
体はちゃんとサインを出しています。
その声に気づき、整えていくことが改善への第一歩です。
あわせて読みたい
薬を変えても、対策をしても良くならない。
それには理由があります。
後鼻漏は「鼻だけの問題」ではありません。
長引く根本的な原因はこちらにまとめました。
→後鼻漏が治らない理由|「出せない体」になっていませんか?




