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【のど・口の中が気持ち悪い】後鼻漏で水分を摂っている人の特徴

【のど・口の中が気持ち悪い】後鼻漏で水分を摂っている人の特徴

【のど・口の中が気持ち悪い】後鼻漏で水分を摂っている人の特徴
後鼻漏(こうびろう)のご相談で、よくあるのが
「のどが気持ち悪くて、つい何か飲んでしまう」
「気づいたら1日中、口に何か含んでいる」
というケースです。

一見、身体に良いことをしているように思えますが、
実は――
その水分が、症状を長引かせていることがあります。


■後鼻漏がある時点で「水が多い状態」
朝起きたら口から粘液を吐き出したい
鼻水がのどに流れる後鼻漏、
鼻の奥の詰まり、
慢性副鼻腔炎など。

こうした症状が出ている時、
中医学(漢方)では、
身体の中に余分な水(中医学では痰湿・痰飲・痰濁と呼びます)がある状態
と考えます。

つまり、今の身体にとっては
水分が過剰になっている
という前提で見ていくことが大切です。


■「良かれと思って」が悪循環になることがあります
のどの違和感があると、
つい水で流したくなりますよね。

しかし、もともと水が多い状態で
さらに水分を入れてしまうと、
・鼻水の量が増える
・のどに流れる量が増える
・粘膜の腫れが取れにくくなる
といった悪循環が起こることがあります。

実際のご相談でも、
・のどが気持ち悪くて無意識に飲んでしまう
・コーヒーをマグカップで入れて全部飲むので量が増えている
・冷たい飲み物を一気に飲んでしまう
といったケースは少なくありません。


■こんな状態はありませんか?
次のような症状がある方は、
水の影響を受けている可能性があります。

・朝起きた時に体が重だるい
・雨の日や湿気で調子が悪い
・痰がからみやすい
・のどに何かへばりつく感じがある
・頭が重い、フワフワする
・便がベタついてスッキリしない
すべて当てはまる必要はありません。

2〜3個あれば、十分にサインになります。


■水が多いと身体に起こりやすいこと
身体に「湿(余分な水)」がたまると、
・全身の重だるさ
・足の重さやむくみ
・頭重感
・首、肩、腰の重さ
・食欲低下
・悪心や嘔吐
といった症状が出やすくなります。

また耳鼻科系では、
・痰が絡む
・痰絡みの咳払いが増える
・朝起きた時にのどがおかしい
・いびきがひどい
・めまい、頭痛、フワフワ感が出る
といった形で出てくることもあります。

舌診では、
舌苔が厚く、ベタベタした感じになることも多いです。


■原因は「飲みすぎ」だけではありません
水が多くなる原因は、
・身体から余分な水分が抜けにくい(内臓の弱り)
・水分を入れすぎている(生活習慣)
・その両方
が考えられます。

また、水をたくさん飲んでいない場合でも、
・麺類が多い
・甘いものが多い
・果物が多い
・濃い味を好む
といった食習慣によって、

身体の中に余分な水が生まれやすくなることもあります。


■症例で詳しく知りたい方へ
ここまで読んで、
「自分も当てはまるかもしれない」
「実際のケースも見てみたい」
と感じた方は、こちらも参考にしてみてください。

長引く後鼻漏が「水分をしっかり」で悪化していた例

身体に良いと思っていたことが、
実は長引く原因になっていたケースです。


■大切なのは「量」よりも「飲み方」
実際のご相談では、
単に水分量が多いだけでなく、
飲み方のクセが影響していることもよくあります。

例えば、
・マグカップで飲んでいたコーヒーを小さいカップに変える
・一口ずつチビチビ飲むようにする
・冷たいものをやめて温かいものにする
・無理に飲まず、口が渇いた時に飲むようにする

こうした工夫をお伝えすると、
飲む量が自然に減っていく方が多いです。

特に冷たい飲み物は、
無意識に一気飲みしやすく、
結果として量が増えてしまう方が少なくありません。

また、実際には
「口が渇いて飲んでいる」のではなく、
クセで飲んでいる場合もよくあります。

そこに気づいていただくだけでも、
変化のきっかけになります。


■実際には十人十色で調整しています
もちろん、
すべての方に同じことをお伝えするわけではありません。

のどの違和感が強い方、
冷たいものを好む方、
コーヒーの量が多い方、
何となく手元の飲み物を口にしている方など、
パターンは人それぞれです。

そのため実際の相談では、
その方の生活に合わせて、無理のない形で調整していきます。


■整ってくると身体はこう変わります
水のバランスが整ってくると、
・鼻の奥の違和感が軽くなる
・痰が減る
・朝の重だるさが楽になる
・のどの不快感がやわらぐ
といった変化が少しずつ出てきます。

漢方は、
単に症状を抑えるためではなく、
症状の出にくい状態を維持できる身体へ整える
という視点で使っていくことが大切です。


■自分のタイプを知りたい方へ
後鼻漏は、
「水」だけが原因とは限りません。

実際には、
鼻だけではなく、のど、胃腸、体質の違いなど、
いくつかのタイプが重なっていることも多いです。

全体像を知りたい方は、こちらも参考にしてください。

後鼻漏が治らない理由|6つのタイプ別に原因と改善の考え方を解説

ご自身がどのタイプに近いのかを知ることで、
改善のヒントがより見えやすくなります。


■まとめ|長引く理由は日常の中にあることもあります
後鼻漏や上咽頭炎は、
治すまでに時間がかかることも多い症状です。

だからこそ大切なのは、
何が長引かせているのかを一緒に見ていくことです。

良かれと思ってやっていることが、
実は原因になっていることもあります。

身体の状態だけでなく、
日々の飲み方や食べ方、生活習慣まで含めて見直していくことで、
変化のきっかけが見えてきます。

長引く後鼻漏・上咽頭炎でお悩みの方は、
症状だけでなく、身体の状態や生活の背景も含めて
一度ご相談ください。